ビンラディン氏は米国製がお好き!
10月7日、午後9時(日本時間8日午前1時半)頃、
米英両軍がアフガニスタンの首都カブールなどへ空爆を開始した。
その直後(7日)に、
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによって
ビンラディン氏のビデオ録画映像が放映された。
10月9日、米国メディアはその映像の中から、
めざとく、ある事実を発見し、大々的に指摘した。
ビンラディン氏が身につけていた迷彩服と腕時計はともに
米国製だったのだ。
USAトゥデー紙は、
「緑と茶色の迷彩服の明細模様が
米軍の野戦服と全く同じデザインである」
との海兵隊担当官の発言を紹介し、
米軍の放出品であると断定した。
NBCテレビは、マイクを握ったビンラディン氏の右手に注目し、
アウトドア指向の若者に人気のあるタイメックス社
(本社:コネティカット州) の腕時計であると指摘した。
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タイメックス社は、1857年コネティカット州ウォーターベリーに
ウォーターベリー・クロック・カンパニーとして 設立された。
現存するUSAウォッチ・メーカーの中では
最古の老舗時計メーカーであるという。
低価格時計の量産メーカーというイメージが強いが
ミリタリーウオッチなど、アウトドア指向の若者に人気が高い。
最近ではクリントン大統領が毎日身につけていたことで有名。
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ビデオの中で米国をあれだけ非難しながら、
一方で、米国製のファッションで身を包んでいる。
彼の真意は一体どういう訳だろう。
米国に対する挑戦と皮肉をこめて
わざと、米国ファッションを身につけて現れたのだろうか?
それとも本当に普段から身につけるほど、
米国ファッションが好きなのだろうか?
もともと、ビンラディン氏の活動を支えるのは
反共、反社会主義、反資本主義といったイデオロギーではなく、
イスラムの復興であり、政治や社会の腐敗に対する反感だという。
ソ連のアフガン撤退と崩壊後、
米国は、唯一の超大国として横暴な政策を押し通し、
イスラム教徒に対しても過激派、テロリストのらく印を押し、
その地位と誇りをおとしめたという理由で、
ビンラディン氏にとって最大の敵となったという経緯がある。
つまり、ビンラディン氏が嫌っているのは、
超大国であることを背景に
好き勝手に横暴な振る舞いをする米国政府であって、
米国製品では無いのだ。
その点では、米国製品排斥運動など、
物質中心主義に基づく陳腐な反米運動に比べて
はるかに崇高な理念に従っていると言えるかもしれない。
もっとも、実際は熱烈なミリタリー・マニアなのかもしれないが。。。
(10月11日朝日新聞の記事を参考に執筆)
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関連リンク:
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流音弥
2001年10月21日







