ナースマン
今日、「ナースマン」というテレビドラマを見た。
日本テレビ系列で毎週土曜の夜9時から、
病院を舞台にしたドラマだ。
たまたま、今日の昼間に
予告編が放送されているのを見て
興味を持ったからだ。
ナースをテーマにしたテレビドラマは、
これまでにも数多く放送されてきたが、
今回のドラマは趣向がちょっと変わっている。
「ナースマン」とは、男性のナース
つまり、看護士のことだ。
もちろん、 「ナースマン」という名称は
正式には認められた言葉では無い。
「男性のナース」という意味の造語で、
「おたんこナース」の原作者でもある小林光恵の
ナースコメディ
「新米看護士物語・ナースマン」が発売されてから
面白がられて徐々に広まってきた言葉だ。
本来、英語では看護婦も看護士も
「ナース」と呼ばれているが、
それを知っているのは医療関係者だけだろう。
普通の人は、「ナース」と言えば、看護婦の事を指し、
男性で看護業務を行う人は「看護士」であり、
「ナース」とは別の英語が存在すると思っている。
私自身も、医薬業界に入る前は、
ナース=女性 と信じていた。
それまでは、男のナース「看護士」を見たことが無く、
入院経験がほとんど無いからだ。
「看護士」が有名になったのは、
昨年の筋肉弛緩剤投与(混入)事件だ。
おかげで、「看護士(男性ナース)」の存在が
世間に一気に知れ渡ることになった。
現在、日本のナースは、
看護士・准看護士を合わせて、74万人。
(1999年10月1日現在)
看護婦(士)・・・51万人
准看護婦(士)・・・23万人
そのうち、男性のナース(看護士)は
わずか5%しかいないそうだ。
しかもその大半が精神科病棟勤務で、
一般病棟に配属されることはめったにない。
看護士が珍しいのは当然だ。
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仕事の上で、 何人かの看護士と知り合う機会があったが、
総じて、心の優しい人達だ。
海外の映画で、
精神科病棟勤務の看護士として
筋骨たくましい男性が出演したりしているが、
本来の看護士は、もっと普通の人間の体格だ。
男性でありながら、女性のナースと一緒にいても
全く違和感がない。
その場に、完全にとけ込んでいるのだ。
女性のナースも同性と接しているかのようだ。
これは、端から見ていると驚きを禁じ得ない。
雰囲気や言葉使い、態度などが、
若干、女性的であるとも言えるが、
いわゆる「おかま」とは全く違う。
その点では、誤解して欲しくない。
また、仕事の面では、
女性的な視点で患者を看護することができる。
さらに、患者を持ち上げたり、支えたりするような
肉体労働の場合には特に頼りになる存在だ。
男性患者の場合、時には、
男性のナースの方が話しやすい場合もある。
ただし、さすがに女性患者にとっては、
更衣などの面で、多少抵抗があるかも知れないが。。。
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さて、ドラマ「ナースマン」の紹介をしよう。
女性社会であるナースの世界、
しかも、女性が設立して運営してきた病院に
飛び込んだ新人看護士(ナースマン)が、
男であるがゆえに体験するおかしなハプニングや
仕事における苦悩を、
シリアスな場面も織り交ぜながら、
コメディータッチで描いている。
テレビ業界初の看護士ドラマの
主人公の看護士に扮するのは、
TOKIOの松岡昌宏(25) 。
あの持ち前の軽い性格で、
真面目に看護士を演じている為、
医療という深刻になりがちなテーマでありながら、
観た後に、暗い後味が残らないのが気持ちいい。
共演者には、
ベテランの小林聡美、
上原多香子(元スピード)、
安倍なつみ(モーニング娘)、
松嶋尚美(オセロ)
などが色を添える。
そうそう、小泉首相の息子の小泉孝太郎 も、
病院の研修医役でちょこっと顔を出している。
親の七光りが無ければ、
ビールの宣伝にもドラマにも出られないだろうに。
主人公の中学時代の同級生という設定だが、
今後、どうからませて行くかが楽しみだ。
土曜夜9:00より、日本テレビ系列にて。
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看護士に関するニュース:
2001年12月6日、
「改正保健婦助産婦看護婦法」が
衆議院本会議で賛成多数で可決・成立した。
内容は、
看護婦を「看護師」(准看護師)、
保健婦を「保健師」、
助産婦を「助産師」
と名称変更するというもの。
施行は公布の日から6カ月以内で
現在未定とのこと。(厚生労働省)
現在、
看護職では女性の場合「看護婦」、
男性の場合「看護士」と
性別によって名称が異なっていることから、
日本看護協会などが働きかけ、
議員立法で改正法案が提出された。
薬剤師、 臨床検査技師 といった、
性別によらず「師」を使っている職種は
医療医薬業界でも既に十分に浸透している。
ついに、保健婦、助産婦、看護婦という
いかにも女性が従事しそうな職種について
性差による職種概念からの解放が行われる。
それも、男女平等を訴える団体ではなく、
日本看護協会自らの働きかけだという点で、
時代の流れを感じさせる。
しかし、「看護師」という言葉だけでなく
男性の「ナース」自体が、
違和感無く、自然な存在として、
患者に受け入れられることが必要だ。
その時初めて 「看護師」=「ナース」 となり、
「ナースマン」という言葉自体が 不要になるだろう。
その意味において、
今回の ドラマ「ナースマン」の果たす役割は大きい。
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新米看護士物語・ナースマン
http://www.mediaworks.co.jp/special/alt/1998/nurseman/
小林光恵(著)の同名の本の紹介。
ベストセラー「おたんこナース」(原案)の作者が贈る
男のナース・看護士大ハッスルの病院コメディ。
クリックするとRealAudio(R)で「ナースマンの歌」が聴ける。
新米看護士物語・ナースマンの紹介
http://job.nifty.com/SG/jobonmovie/series5_2.htm
わくわくナースネット
http://wakuwaku.nurse.or.jp/cgi-bin/index.cgi
社団法人 日本看護協会
http://www.nurse.or.jp
社団法人日本看護協会は保健婦・保健士、助産婦、
看護婦・看護士、准看護婦・准看護士の資格をもつ方が
自主的に運営する看護の職能団体で、
47都道府県看護協会と連携して活動する全国組織
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流音弥
2002年1月19日







