剃〜れ、剃れ、剃れ、お祭だ〜♪
5年ぶりに電気かみそりを新調した。
今まで使ってたのは、
サラリーマンを捕まえて髭を剃らせて
まだ残ってますねと言って
現在使っている電気かみそりの性能を暗に批判する
CMで有名なブラウンの電気かみそり。
5年前の当時、ブラウンからは、
フレックスコントロールという
首振りヘッドの2枚刃の新製品が出ていて
そのタイプを買うつもりだったのだが、
買いに行った店が悪かった。
普段なら、電気製品を買う場合は、
ビッグカメラやさくらやのような家電量販店に行くのだが、
その時は、それらの店のある駅まで行くのが億劫で
つい会社の近所にある小さな電気屋に行ってしまったからだ。
その日は、仕事が終わらず会社に泊まるはめになり、
翌日はクライアントに会わなければならない。
今後もそういうことがあるだろうから、
いい機会だから、髭剃り(電気かみそり)も買っておこうと、
思い立っての買出しだった。
ブラウンの新製品は2万近くと結構値段が張るのだが、
(今でも値段は高めだが。。。)
私は頻繁に使うものにはお金を惜しまない主義なので、
財布の中には買えるだけのお金はあったし、
当然、それで買うつもりだった。
だが、たまたま、その小さな電気屋には、
フレックスコントロールが売り切れていたのだ。
そこで諦めて、別の機会に買えば良かったのに、
ブラウンならどれでも良く剃れるに違いないと
勝手に決め付け、自分を納得させて、
しかも、お金をケチって、
店頭にあった中で一番安いブラウンの製品
を購入してしまった。
それでも、確か1万2、3千円はしたはずだ。
店主らしき中年の男性も、
ブラウンならどれでも安心だよ!
と太鼓判を押してくれたのだが、
それを信じた私が馬鹿だった。
とにかく、それは切れない電気かみそりだった。
「安物買いの銭失い」とはまさしくこのことだと
毎日じたんだ踏んで悔しがったものだ。
あごの下やのどの近くのひげがなかなか剃れず、
長時間電気かみそりをあてなければならないために、
肌の表面が擦りむけてひりひりする。
さらに毎朝、ひげを剃るのに10分近くもかけなければならない。
もし、ひげを剃るのに5分しかかからなければ、
毎朝、あと5分はのんびりできるのになぁ。。。
出勤の準備で慌しい朝において、
たった5分間でも、とても貴重な時間なのだ。
5分でも余計に眠れると疲れの残りが違うし、
5分間ボーっと音楽を聴くのもいい。
また、5分早めに家を出れば、
余裕を持って会社に着くことができる。
いずれにせよ、私は、この5年間、
切れない電気かみそりの為に
毎朝の5分間を無駄にしていたことになる。
土日は人に会わない時は髭を剃らないので
1年間に髭を剃る日数を300日として、
5分/日×300日/年×5年
=7500分=125時間=5日間+5時間
にもなるのだ。
わずか5分とは言えども、
ちりも積もれば山となる。
と言う訳で、ついに本日(土曜日)、
今度こそは、ブラウンの最新モデルを買うぞ〜
と意気込んで、家電量販店に出陣した。
電気かみそりの販売コーナーに到着するや否や、
ブラウンの製品をすぐに探し出す。
いつの間にか、世の電気かみそりは、
3枚刃が新製品の主流になっているようだ。
そりゃ、2枚刃より3枚刃の方が切れそうだな。
そのうち、4枚刃、5枚刃というのが
出てくるのだろうか?
ブラウンの製品の中の最高峰は、
「ブラウン シンクロ システム ロジック」
と言って、
世界初の自動洗浄システムを採用し、
常に電気かみそりを清潔に保つというものだ。
本体を付属の洗浄器にセットすれば、
全自動でアルコールによる洗浄・殺菌が行われ、
乾燥後、充電が行われるという。
「あなたを面倒な水洗いから解放する」
というのがうたい文句なのだが、
洗浄液の入った専用のカートリッジが必要になる。
う〜む。
専用のカートリッジが無ければ使えないというのは、困った。
カートリッジが切れたら、当然交換しなければならない。
カートリッジが切れたら、
お店にカートリッジを買いに行かなければならないのは面倒だ。
また、カートリッジが切れたかどうかを
常に気にしながら使うのも拘束されているようで嫌だ。
前もって、カートリッジをまとめ買いしておけばいいのだろうが、
それを家に置いておくのもかさばる。
とにかく、良く剃れる電気かみそりであれば、
シンプルな構成(単独で使えるもの)で十分なのだ。
アルコール洗浄などと言う気遣いは、
余計なお世話というものだ。
せっかく、ブラウンの電気かみそりを買いに来たのにぃと
意気消沈している私も見かねて、
店員が、
このシェーバーは、
無理にカートリッジを使わなくてもいいんですよ。
もともとは、別売りでしたから。
と一生懸命説明してくれた。
カートリッジを使わない場合は、水で洗浄できるのかと聞くと、
それは出来ない、ブラシで掃除するしかないと言う。
もともと、めったに電気かみそりの手入れをしなかった私だから、
アルコールであろうと水であろうと、ブラシであろうと
どうでもいい話ではあるのだが、
私が納得できない一番の問題点は、
滅多に使わない、いやおそらく使わないであろう洗浄器を
電気かみそりの付属品にし、
無理やり買わせるところであった。
当然、価格の中に洗浄器代も含まれているはずである。
一種の抱き合わせ販売のようで、気が乗らなかったのである。
私の様子を一部始終観察していた店員は、
ここで思いがけない提案をしてくれた。
「こちらの、松下のシェーバーはどうですか?
今ではブラウンより売れていますよ。
昔は、ブラウンの方が性能が上でしたが、
今では、松下のほうが圧倒的に性能が優れています。」
電気かみそりと言えば、「ブラウン」しか無いと、
この10年間信じてきた私には、
すぐには信用できない言葉だった。
CMによる洗脳効果というのは恐ろしいものだ。
「よく剃れるかみそりの指標の一つである、
刃の回転数もずっと高いんですよ。
早剃りをお望みのお客様にはピッタリの商品です。
ヘッドもこうやって上下に動くから、
顔の曲線にフィットするので、
剃り残しもありません。」
この説明で、私の気持ちは一気に「松下」に傾いた。
ただ1つ、疑問なのは、この店員はなぜ
「松下」をこれほどまでに勧めるのかという点だ。
もしかして、松下から派遣されているのか?
それとも、本当に素晴らしい製品だからなのか?
実際、売れ筋No1という札が張ってある。
ここは、狐にだまされたつもりで買ってみようか。
私の10年来のブラウン信仰は
こうして、あえなく崩れ去ったのであった。
私の買ったのは、松下の電気かみそりの最高峰
リニアスムーサー 3D
ES8080-S (シルバー調) 希望小売価格38,500円(税別)
店頭価格でも万札2枚を超えていた。
ただ、1つだけ気に入らない点があった。
交流が使えないことだ。
つまり充電しなければ使えないのだ。
はっきり言って、私は充電という面倒な作業が大嫌いだ。
そう、私はモノグサなのだ。
携帯電話や携帯MDプレーヤーはすぐに電池が切れて、
充電しなければならない。
万一、電池が切れると非常に不便な思いをする。
だからと言って、年中、電池が切れやしないかと
電池の残量をチェックするのも馬鹿げている。
何かの雑誌で、
人間の体温と周りの空気の温度差によって電気を発生させ、
その電気で動く半永久時計が開発中である
という記事を読んだことがあるが、
早いところ実現出来ないものだろうか。。。
買う前に、交流が使えないことについて、
店員に不満を言うと、敵もさる者だ。
「急速充電を採用していますから、
10分充電すれば最低1回分は使えます」
と即座に答えたので、
まあ、それならば。。。と、妙に納得してしまった。
家に帰るやいなや、
充電してみて早速検証を試みることにした。
10分間充電し、顎の先に恐る恐るあててみる。
「チーン」という高音(刃の回転音)とともに、
髭が剃られる「チリチリチリ」という音が。
余りにも剃られている抵抗感が小さいので、
剃れているかどうか心配だった。
手をあててみると確かに剃れている。
早剃りというだけのことはある。
顎の下はどうだろう?
普通の電気かみそりではなかなか剃りにくい場所だ。
顎の下の髭の剃り残しを女性に引っ張られて、
男性が「いてっ!」と叫ぶCMがあったが、
確かに今までは、
引っ張れる位の長さの髭が所々に残ることが多かった。
時には、やむを得ず
はさみで剃り残しの髭を切ることさえあった位だ。
今日、電気かみそりを買いに家を出る際、
古い電気かみそりで時間をかけて剃ったが、
顎の下に剃り残しが結構ある。
新しい電気かみそりを
普段より軽く顎の下に押し当ててみる。
「チリチリチリ」
髭が剃られている音がする。
むむっ!
もの凄い切れ味だ。
顎の下であろうと、口の周りであろうと
殆ど剃れ方に違いが無い。
これなら、5分の壁を突破できるかもしれない。
明日から、毎朝髭を剃るのが楽しみになりそうだ。
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後日談:
確かに良く剃れる電気かみそりなのだが、
余りに良く剃れるので、
今までよりも丁寧に最後まで諦めずに剃るようになり、
結局5分の壁は滅多に破れない。
実際、7分位はかかっている。
もちろん、今までのような雑な剃り方なら
5分で剃り終えることも可能なのだが
それだと満足度が低い。
人間というものは贅沢なもので、
きれいに剃れた状態を一度経験してしまうと、
常に同じ状態を求めてしまうのだ。
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松下電工−電気シェーバー
http://dmedia.mew.co.jp/wellness/mens-shaver/mens-shaver-s.html
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流音弥
2002年8月4日







