ABC兵器
ABC兵器という言葉を数年前からよく耳にするようになった。
ABC兵器とは、
Atomic Weapon(原子兵器)
Biological Weapon(生物兵器)
Chemical Weapon(化学兵器)
を総称した言葉だ。
これらの兵器は、
「非人道的な大量殺戮兵器(大量破壊兵器ともいう)」
であるとして、
ABC兵器を持つこと・開発することについて、
国際的な条約などで規制されている。
ここで「非人道的な」 という表現を使用する時点で
既にお笑い種だ。
そもそも、兵器と言うものは「非人道的」なものなのだよ。
ヤマトの諸君!
眠りガスや笑いガスならば、
肉体的に苦しまないという点では、
多少「人道的」と言える(?)かもしれないが、
そんな平和的な兵器を使う位なら、
最初から戦争などしないものだ。
それから、
大量殺戮がいけなくて、少数殺害ならいいのか?
機関銃やバズーカーや手榴弾ならいいのかよ?
所詮、人殺しに用いる兵器に
「非人道的」も「人道的」もあったもんじゃない。
結局、ABC兵器の規制を推進しているのは、
それらの兵器を既に開発した経験があり、
今は、開発しなくても当時のデータが残っているので
いざとなったらいつでも再開できる大国(米国・英国・ロシア)だ。
で、規制対象としたいのは、
自国に敵対するあるいは友好関係に無い、
イラクやパキスタンや北朝鮮などの小国だ。
彼らにしてみれば、ABC兵器でも持たなければ、
いつ米国に攻められるか分からない。
そう言えば、これらの国々を指して、
悪の枢軸と言い放った大変失礼な大統領がいたっけ。
米国などの大国にとって、
もしこれらの小国がABC兵器を保有すれば、
これ程の脅威は無いだろう。
戦争をして負けることは無いにしても、
自国の兵士あるいは国民が
致命的な被害を被ることが予想されるからだ。
死なばもろとも!
という敵ほど怖いものは無い。
イスラムをなめんなよ。
米国貿易センタービルの爆破被害などまだいい方だ。
数万から数十万人規模の被害者が出ることは間違い無い。
これまで、米国は常に外国で戦って来ており、
本土での戦争を経験していない。
戦争は、米国の軍隊の「お仕事」であり、
一方、一般国民は平和な暮らしを送ってきたのだ。
だから、米国貿易センタービルの爆破は、
自分達は絶対安心だと思っていた米国民に
初めて、戦争の当事者として大きな衝撃を与えたと言える。
そんな訳で、米国はイラクへの攻撃に踏み込めないでいる。
そもそも現在の米国大統領は
アフガンとの戦争によって、
国民の人気・信頼を勝ち取ったというイワク付きだ。
真の意味での政治・経済の手腕は未知数。
余程自分の力に自身が無いのだろう。
今度は、イラクとの対戦で国民の目をそらそうとしている。
その意味では、頭の良い政治家なのだろう。
そこで提案だ。
ここは、武力による解決ばかりでなく、
話し合いで解決してみせるというのはどうだろう。
大きな進展は得られないかもしれないが、
多少の進展はあるかもしれない。
戦争で勝った大統領よりも、
武力によらず(ちらつかせる位ならいいかも)
平和的に相手の譲歩を引き出したとあれば、
その方が後世に、名大統領として名を残すと思うのだが。
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12月5日の毎日新聞に興味深い記事が掲載されていた。
米国のシンクタンク「ビュー調査センター」が
世界44カ国で7〜10月に実施した調査
「国際意識調査計画」
(計3万8263人が面接、電話調査に回答)
によると、
「米国が好き」と答えた人の割合が、
前回の調査に比べて7割(27カ国中19カ国)の国で
減少したという。
例えば、
ドイツ:78%→61%、英国:83%→75%
ロシア:37%→61%
(↑これは、米国との関係が改善された為であろう)
また、「米国の理念、価値観、習慣の世界的普及」の賛否
については、米国民の79%が「良いこと」と考えている一方、
8割弱(44カ国中34カ国)の国において、
過半数の人が「悪いこと」ととらえた。
フランス:73%、ドイツ:67%、カナダ54%。
もともと、米国文化の流入を嫌うフランスはともかく、
それ以外の大部分の国においても
米国の独善的、覇権主義的な姿勢に対して
嫌悪感が抱かれている。
米国はまさに孤立状態とも思われたが、
アジアに米国を指示する味方がいた。
日本だ。
「米国の理念、価値観、習慣の世界的普及」
に対して「良いこと」と答えた人が49%を占め、
「悪いこと」と答えた35%を上回った。
さすが、米国文化に毒され浸りきっている日本。
米国文化の全てを否定するわけではないが、
ちっとは、自国の文化も大事にしなさい。
日本の右翼は一体何をしているんだ?
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流音弥
2002年12月5日







