防犯カメラと流出
12月20日の毎日新聞によると、
12月20日、市民グループの「監視社会を拒否する会」が
コンビニエンスストア最大手のセブン−イレブン・ジャパンに対して、
防犯カメラの運用基準やプライバシー保護策などについて
明らかにするように求めた質問状を送ったそうだ。
同会が東京都中野区内の7社(51店舗)について調査したところ、
セブンイレブンだけが、
買い物客が防犯カメラと気付きにくい「ドーム型」を設置していた。
さらに、店舗の半分が
防犯カメラが作動中であることを告知していなかったという。
確かに、店員などによる持ち出しによって、
カメラ映像が流出する可能性はあるかもしれない。
だが、ヌードである訳で無し、パンチラでもない。
流出しても、至って無害な情報のような気がする。
仮にそんなものを鑑賞して楽しむ輩がいれば、
間違いなく変態だ。
私の場合、流出して困る最悪の事態としては、
せいぜい、エロ本を立ち読みしていたことがばれる位か。
だが、この件で私に対して脅迫しても意味は無い。
いざとなったら開きなおればいいからだ。
考えられるのは、
万引きをしている瞬間をとらえることができれば、
言うことを聞かないと、このテープを警察に持っていくぞ!
という脅迫なども、よくドラマでもありがちなシーンだ。
だが、この場合、脅迫する側も犯罪者となるので、
脅迫された側が警察に自首すれば、解決する。
やはり、映像が万一流出した場合に考えられるのは、
きれいなお姉さんや女子高生(時には女の子)の姿の
鑑賞ビデオだろう。
鑑賞ビデオを見る行為だけであれば、
それ自体は無害なのだが、
一歩間違えばストーカーに変身する可能性はある。
特定の女性の買い物姿が写ったビデオを揃えることは、
ストーカーにとって最大の喜びだ。
ということは、男性や容姿に自信が無い女性は、
流出しても観る人がいないと考えられるので
流出の心配は無用だ。
ただ、やはり自分の映像が自分の預かり知らない所で
知らない人に見られるは、余り気持ちの良いものではない。
防犯カメラの映像が外部に流出しないことを保証するような
運用基準はやはり必要だろう。
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それはともかく、セブンイレブンが、
お客が防犯カメラだと気づきにくいドーム型にしているのは、
カメラで監視していることが買い物客にばれないように、
監視自体を秘密にしようとしているのではなく、
お客が防犯カメラを気にしてしまって、
リラックスして買い物できなくなる
ことを避ける為だと思う。
もし、
いかにも防犯カメラだよっ
という感じのいかつい形の防犯カメラを
目立つところに目立つように設置すれば、
「お前らを監視しているぞ!」
「お前ら、万引きするなよ!」
という印象を受け、
店内の雰囲気は非常にギスギスしたものになるだろう。
私自身、ある店に入った時、
防犯カメラがじっと自分の方に向いていて
買う気が失せてしまったことがある。
万引きなどの後ろめたいことをしていなくても、そうなのだ。
人は監視されることを余り好まないものだ。
だからこそ、今回の質問状となった訳だ。
警察官が道端に立っていたとき、
その前を緊張せずに歩ける人がいれば、
おそらくそういう人は、これまで、
悪事に手を染めたことが無いのか、
悪事をしていても、悪事をしている自覚が無いのか、
単に不感症なのかのいずれかだろう。
また、実際に悪事を働かなくても、
想像(妄想)の範囲内でなら、
悪事を働いたことがある人は多いはずだ。
そんな時、パトカーや自転車に乗った警察官が
自分の近くを通り過ぎたりすれば、
やはり、ぎょっとするに違いない。
という訳で、やはり防犯カメラは、
買い物客に気づかれないように設置して欲しいものだ。
その点においては、セブンイレブンの対応は好ましいと言える。
その代わり、防犯カメラで監視している旨を
店内の目立つところに張り出しておけば
それで十分ではないか。
その際、防犯カメラがどこに設置してあるかまでは
いちいち示す必要は無い。
逆にどこに設置してあるかを示したら、
そこから写らないところ(カメラの死角)で、
万引きなどの犯罪が起こる可能性が出てくる。
犯罪を防げないのなら、
防犯カメラを設置する意味が無くなってしまう。
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さて、防犯カメラの運用に関する質問状に対し
セブンイレブンは、25日までに文書で回答した。
その中で、運用基準(ガイドライン)については、
「その存否を含めて防犯上の問題である」(広報室)として、
明らかにしなかったそうだ。
運用基準の内容を明らかにしないのは、
セキュリティ上、もっともなことだと思う。
もし、運用基準を明らかにしたら、
それを悪用して何らかの犯罪に利用される可能性は十分ある。
企業のセキュリティに関わる事項の運用基準は、
通常、それが存在することは知らせても、
内容はオープンにしないものだ。
何と言っても運用基準自体がトップシークレットだからだ。
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流音弥
2002年12月25日







