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お眼鏡にかなう眼鏡屋さん(笑顔美人編)

確か、7、8年位前の5月頃のことだろうか、
とあるメガネチェーン店のショーウィンドウに
「メガネを無料で洗浄致します。
 ご遠慮なく、お申し付け下さい。 」
との張り紙が貼ってあるのを見つけた。

超音波洗浄器が眼鏡屋の店頭に置いてあって、
「ご自由にお使いください」
と書かれているのは
当時でも既によく見かける風景だったが、

「お申し付け下さい。」
という言葉はとても新鮮に感じられた。

店員にメガネを渡せば、
それを店内の超音波洗浄器で洗ってくれる
ということなのだろう。
さては、そうやって店内に引き込むつもりだな。

たまたま、メガネを洗浄したかった私は、
(私のメガネは、なぜか
 耳周辺のフレームがすぐに垢で汚れてしまうのだった。
 これは私の耳の外側に垢が積もっているからなのか?
 いや、ちゃんとお風呂で毎日よく洗っているはずだが。。。 )
警戒しながらも恐る恐る店内に入った。

「いらっしゃいませ〜!」
店内では、入り口の左右に店員が2名ずつ、
合計4名が満面の笑顔で出迎えた。
年配の男性店員2人と、
いかにも新卒という感じの若い女性と男性だった。
これは、新人研修の一環だろうか。

それにしても、やばい所へ来てしまった。
まさか、4人も出て来るとは。。。
私はただ、メガネを洗浄したいだけなのだが。。。。
これでは、何か買わされてしまう羽目になるかも。
4人は、相変わらずにこやかな表情で、
私の次の言葉を待っていた。

メガネを洗浄しに来ただけだと知れば、
とたんに彼らの顔は落胆で引きつるかもしれない。
そんな心配をしながら、私は覚悟を決めた。

「メガネを洗浄して頂きたいのですが。」

「承知しました。少々お待ちください。」
新人らしき女性が、笑顔で私からメガネを受け取って、
小走りで店の奥に走っていった。
残りの3人は、私のそばに笑顔を浮かべながらいたので、
なんとなく居心地が悪く感じ
メガネケースのコーナーであれこれ商品を手に取って、
いかにも選ぶようなそぶりをしながら、
時間をつぶしたのだった。

数分後、彼女はまた小走りで戻ってきた。
私にメガネを両手で差し出しながら、
「ご利用どうもありがとうございました。」
と、これまた満面の笑顔で。

よく見れば、彼女もメガネをかけていて、
(さすが、眼鏡屋、
 メガネをかけていることが入社条件なのだろう。)
しかも、びっくりする位上品で可憐な容姿をしている。
こんな可愛い女性をメガネチェーン店の店員にしておくのは、
もったいなさ過ぎ〜、
などと思いながら、しばし彼女の顔を見とれてしまった。

結局、私は「どうもありがとうございました」と礼を言って、
店から立ち去ったのだが、
もし、手持ちのお金がもう少しあったら、
間違いなくメガネを新調していただろう。
それほど、彼女の笑顔は魅力的だったのだ。

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どんな業態についても言える事だが、
若くて美しくて笑顔の素敵な女性がいる店、
それだけで付加価値があり、他店と差別化できる。

これもお客に対する一つのサービスと考えれば、
検討の価値はあるだろう。
ただ、問題は、
メガネは滅多に買い換えないものであり、
値段も高価なので、
お客としては、そう頻繁に足を運ぶ訳ではないという点だ。
私など、眼鏡屋に行くのは、せいぜい数年に1回だ。
これでは、いくら美人を眼鏡屋に揃えても意味が無い。

それならば発想を変えて、
お客が頻繁に通って来るようなサービスの提供を
考えればよいのではないだろうか。
メガネをかけていると、確かに物はよく見えるが、
目は意外と疲れるものである。
特に、新しいメガネのかけ初めの頃は、
新しい見え方に慣れないので、かなり疲れる。
そんな目が疲れた時の為に、
目の疲れを取る顔面マッサージはどうだろう?
顔面マッサージをしてくれるのは、当然、若くて美人の店員だ。
また、リクライニングの電動マッサージチェアを置けば、
体全体のマッサージも同時にできる。
45分コースで3000円程度であれば、
月1回なら、行っても良いと思う。
疲れている時なら、もっと多いかもしれない。
パソコンを長時間見つめる仕事をしている私にとっては、
そういう「手軽」で「安心」なマッサージがあると嬉しいのだ。
(最近私は、道でよくアジア系の女性に、
 「マッサージはいかがですか?」
 と声をかけられることが多いが、
 マッサージの定義が違うような気がしてお断りしている。)

地道な方法ではあるかもしれないが、
顔面マッサージによって固定客を掴むことができれば、
メガネのついで買いも少しは増えるだろう。
もしかしたら、顔面マッサージの方が儲かるかもしれない。

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流音弥
2003年3月17日

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