怪談ねっと開設(サイト名変更)の経緯
そもそも、「kaidan.net」というドメイン名は、
「病院の怪談」にまつわるサイトを開設する為に
2002年に取得したものだ。
2002年の5月〜8月にかけて、
「ジャズナビ」、「健康ナビ」、「占いナビ」
と矢継ぎ早に新サイトを開設し、
多忙な毎日を送っていたが、
ひと通りサイトが出来上がってしまうと、
意外と自由な時間が結構持てるようになった。
そこで、再び私のHP立上げ癖がうずうずしてきた。
私にとって、「死」とは
一生を通して恐怖し、悩み続ければならない事象である。
人々は「死」の恐怖から逃れる為に、
「死んでも生き続ける存在」として、
幽霊、悪霊、お化け
などの概念を生み出した。
そして「怪談」は、
それらを広く知らしめる最高のコンテンツであり、
宣伝媒体(メディア)でもある。
特に、「病院」は、
多くの人が生まれ、そして死に行く場所である。
この神秘的な場所にまつわる「怪談」が生まれることは、
至極当然の結果であった。
私は職業柄、病院で看護師をしていた女性と話す機会は多い。
お酒の席での会話の中では、時々、
病院で実際に「幽霊」を見た経験、
同僚や患者から聞いた「幽霊を見た話」
などが出てくる。
そういう、「病院にまつわる怪談(病院の怪談)」
についてのホームページを開設したら、
面白い(怖い)だろうな〜。
幽霊の出る場所にライブカメラを設置したら、
ものすごいアクセス数になるだろうな〜。
しかも、もし、本当に幽霊が現れたらどうしよう。。。
そんな軽いというか軽率なノリで、
「病院の怪談」のホームページ開設を企てたのだが、
問題は、「怪談」を意味するのにふさわしいドメインが
果たして取得できるかという点だった。
ドメイン名は、サイトの中身をずばり表すものであり、
かつ覚えやすく、入力しやすいものでなければいけない。
おそらく、既に取得されているだろうが、
もし取得するのであれば、
kaidan.com
kaidan.net
kaidan.org
kaidan.jp
あたりが良いだろう。
お名前ドットコムで、まだ取得できるか検索してみた。
すると、「kaidan.net」だけまだ取得できることがわかった。
ほとんど奇跡としか言いようが無い。
一般名詞を使ったドメイン名は、
ほぼ取得され尽くしているのがインターネットでの常識だからだ。
「.jp」や「.info」が後ろに付くドメインであれば、
使えそうなドメイン名は、まだ多少は残ってはいるが、
「.com」や「.net」に比べれば、
ドメイン名としては覚えにくいという問題がある。
また、「.com」や「.net」の付いた短いドメイン名には
それだけで、希少価値があり、一種のブランドとも言える。
ドメイン名だけで、ユーザーからの信頼度が高くなるのだ。
特に、企業サイトやeビジネスのイメージがつきまとう「.com」よりも、
インターネットを連想させる「.net」の方がイメージが良い。
だから、私の運営するサイトは全て「.net」に統一している。
「kaidan.net」は、まさに、
私が欲しかった「怪談」を表す最高のドメインだった。
こうしている間にも、他の人が狙っているかもしれない。
わずか数秒のタッチの差で他の人に取られてしまったりしたら、
泣くに泣けないし、一生後悔するだろう。
私は、すぐその場で「kaidan.net」の取得を申し込み、
見事取得できたのだった。
---------------------------------------------------
さて、他の「kaidan」サイトはどんなサイトか、
試しに見てみよう。
まずは、 http://www.kaidan.com/
にアクセスしてみる。
Kaidan - Photographic VR Solutions for the Internet
というサイトが立ち上がった。
Kaidan Incorporated という
VR(バーチャルリアリティ)技術を扱う海外企業のサイトだった。
「怪談」のテーマでは無いから、ライバルにはならないな。
http://www.kaidan.org/
「ページを表示できません」という表示が出る。
ドメイン名は取得されているようだから、
おそらく、使わずにとっておいているのだろう。
「.org」は団体で使われるので、
どうせなら、「怪談協会」という団体のドメインに使うと
実にピッタリ来るのだが。。。
このドメインのURLにアクセスすると、自動的に
http://www.vrpicture.com/
に転送される。
このサイトは、kaidan.comと同様に、
VR画像技術製品を扱う日本企業のサイトだった。
VRに関係している事、kaidan.jp から転送されることから、
おそらく先のkaidan Inc.とは何らかの関係があるのだろう。
そうでなければ、
「kaidan」が通常「怪談」を想起させる日本で、
わざわざ「kaidan」のドメインを使用する意味が無いからだ。
---------------------------------------------------
ところで、結局、「病院の怪談」サイトは開設に至らなかった。
コンテンツを集める為、何人かの人に取材しているうちに、
本当に怖くなってきたのだ。
私は、元来超怖がりの性分で、
子供の頃、恐怖映画の「エクソシスト」を観て、
その晩、怖くて1人でトイレに行けずに、
自分の部屋にあったジュースの空き瓶に、
おしっこをしたことがある。
「黄土色」のおしっこであった為、
当時流行っていた「チェリオ」の何とか味のジュースのようだった。
それ以来、私は、350ccのビンに入った
黄土色のジュースは飲めないでいる。
まあ、これくらい怖がりだから、
原稿を打ち込んでいるうちに背後に何かいるのでは?
と気になり、何度も振り返る始末。
怪談サイトの構築に対しては、次第に腰が引けてきて、
いつの間にか熱も冷めてしまった。
ホームページを立ち上げるには、
この「熱」を持つことが重要な意味を持つ。
熱病にうなされたように、
まるで何かにとりつかれたように、
一心腐乱で取り組まないといつまで経っても出来上がらない。
ずるずる伸ばしていると、
そのうち、面倒臭くなって、結局断念してしまうのだ。
---------------------------------------------------
以上のような経緯で、「怪談サイト」の開設はひとまず断念した。
だが、せっかく「kaidan.net」という
強烈で珍しいドメイン名を持っているのに、
使わずにしまっているのは、実に勿体無いことだ。
そんな思いが私の頭の中で消えることはなかった。
なんとかして、「kaidan.net」に陽の目を見せてやりたい、
どうしても、「kaidan.net」を使ってみたい
そんな誘惑にかられ、悶々と悩んでいるうちに、
エッセイ集「楽文ねっと(rakubun.net)」のテコ入れとして、
「怪談ねっと」のサイト名で再スタートすることを思いつく。
「楽文ねっと」は、
以前私が「極楽座」というサイトに投稿していた
医療・バイオテクノロジー関連のエッセイに手を加え、
さらにテーマを限定しないノージャンルのエッセイ集として
開設したサイトである。
そもそも、「楽文ねっと」は、
患者会情報サイトである「楽患ねっと」をパクって付けたサイト名だ。
エッセイ集のサイト名というのは、意外と思いつくのが難しい。
サイト名から、そのサイトの内容を想起できなければ、
そのサイト名には価値が無い(サイト名の原則)
というのが私の主張であり、頑固なこだわりだ。
「楽患ねっと」の「楽患」は「楽観」をもじっており、
前向きかつ楽観的な闘病への意欲が感じさせられる。
音の響きも非常に良い。
一方、「楽文ねっと」は、
「文」を「楽しむ」という意味を含んでいながら、
「楽文」という言葉が自体が明らかに造語であり、
一般的ではない。
だから、インパクトが無い。
これでは、人々の記憶に残る訳が無い。
人々に認知され記憶されるブランド名。
これが、「楽文ねっと」を活性化させるには必要だった。
さて、「kaidan.net」をドメイン名とすることは決まったが、
問題はサイト名だ。
さすがに「怪談ねっと」とするには無理がある。
「怪談」をテーマにしたサイトではないからだ。
せっかく「怪談」のサイトだと思って訪れた人を
がっかりさせるだけでなく、
サイト名からエッセイ集であることを想起させることが
これではできないからだ。(サイト名の原則より)
そう言えば、同じ「かいだん」という読みではあるが、
「会談」や「怪談」という言葉がある。
「談」は「会話」「話」を意味するから、
エッセイ集のサイト名の一部として使えるのではないか。。。
また「快」は、「痛快」「爽快」「愉快」といった、
私のエッセイのコンセプトにも一致する。
こうして、新サイト名「怪談ねっと」は生まれたのだった。
2003年5月25日、新たなエッセイ集サイトとして
「怪談ねっと(kaidan.net)」が開設され、
「楽文ねっと」の全エッセイ資産を引き継いだ。
さらば、楽文ねっと!
---------------------------------------------------
楽患ねっと
http://www.rakkan.net/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
流音弥
2003年5月25日







