こだわりのメガネ選び〜大杉漣に捧ぐ
今年の3月にメガネを新調したばかりだが、
今日、また新しいメガネを購入(注文)してしまった。
これまでかけていたメガネ(以下、旧メガネ)は、
わずか、6ヶ月間で御役御免になった。
どうやら私は、女性だけでなく、
メガネにも飽きっぽいようだ。
旧メガネは、半年前に、
つや消しの青のお洒落なフレームが
とても気に入って購入したメガネなのだが、
しばらくかけている内に、
どうしてもある事がいつも気になるようになった。
それは、メガネのレンズと私の目の位置関係だ。
旧メガネをかけたとき、
私の目は、レンズの中央ではなく、
やや、いや、かなり内側に位置している。
目を基点として表現すると、
メガネのレンズが外側に広がり過ぎているとも言える。
特に私の目が他の人に比べて、
中央に寄っているという訳では無い(と思われる)ので、
レンズが外側に広がり過ぎだと考える方が適切だろう。
レンズの中心と目の位置がずれていると、
どうしても顔の印象にしまりが無くなってしまう。
「メガネは〜、顔の〜、一部〜ですぅ♪」
という東京メガネのCMソングがあるが、
あれは、まさに「不朽の名作」と言えよう。
「メガネは顔の一部」、
メガネの本質を見事にとらえ、言い尽くした表現である。
一般に、レンズの中央より内側に目が位置している場合、
間が抜けた印象を周りに与えてしまう。
気が弱いような雰囲気も出てくる。
トンボのメガネじゃないんだからさぁ!
と思えるような滑稽さが感じられることも多い。
逆にレンズの中央より外側に目が位置している場合、
はっきり言って恐い!
未だに、そういうメガネをかけている人を見たことが無いが、
もし、いたら、いろんな意味で恐い!
ちなみに、後者のようなメガネを見かけないのは、
特注製のメガネを除き、
メガネは万人の顔に合うように、
ややレンズが外広がりに作られているからである。
レンズの中央よりも内側に目が位置するようなメガネでも、
気にならない人達、さらに、
それをお洒落とさえ感じる人達が結構いる。
特に、オバサン連中(成金タイプや、ざ〜ますタイプ)に多い。
要するに、外広がりタイプのメガネを作ってさえいれば、
それに合うような目の間隔を持つ人や、
それを気にしない人、
お洒落と感じる人が、
必ず誰かが、買ってくれる。
メガネメーカーとしては、大量生産できるので、
これ程楽なことは無い。
もし1人1人の顔のサイズ、目の間隔にフィットするように、
メガネを作ったりしていたらとても採算が合わないからだ。
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購入してから1ヶ月ぐらいから、
レンズの中心より私の目が内側に位置している
旧メガネに対して、
私の不満は次第に高まっていった。
私は、メガネをかけて鏡を見るたびに感じた。
なんて間抜け面なんだ。
1日の中で、仕事、趣味などで、
パソコンに向かっている時間がとても長い私にとっては、
メガネは必需品だ。
CMではないが、私にとってメガネはもはや、
顔の一部 なのである。
しかも、整形手術と違って、
簡単に変えることができる顔のパーツ。
だが、まだ購入したばかりなのに、
買い換えるなんてもったいない。
そんな、常識的かつ経済的な自分がそこにいる。
だからと言って、
いつも不満を抱えながら毎日を暮らすのは悲しすぎる。
自分の気持ちに忠実なもう1人の自分がそこにいる。
あとは、両者のせめぎ合いである。
そして、それがついに、今日、終結した。
ダムに1箇所亀裂が入ると、
その亀裂から穴ができ水が勢い良く流れ込む。
その穴からさらに無数の亀裂が走り、
また無数の穴があく。
こうして、ダムはあっという間に崩壊する。
街を歩いていて、たまたま、
旧メガネを購入したメガネ屋の前を通り過ぎようとしたとき、
なぜか、足は店内に向かっていたのだった。
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さて、今回のメガネ探しのコンセプトは、
レンズが目の位置とフィットし、
青つや消しフレームで、
レンズの小さいメガネ。
第1コンセプトの、「レンズが目の位置とフィット」とは、
目の位置にレンズの中央が来ること。
第2コンセプトの、「青つや消しフレーム」とは、
旧めがねで気に入った「青つや消し」を今回も条件としたい。
この色は、私の琴線に触れる色だということが、
良くわかったのだ。
他の色のフレームは全く考えられない。
第3コンセプトの、「レンズの小さい」とは、
私の周りの人間の影響である。
なぜか、最近私の周りでは、
レンズの小さいメガネをかけている人が多い。
そのほうがお洒落だというのが、理由のようだが、
確かに実際、端から見てもお洒落である。
3月に旧メガネを購入したのも、
その前のメガネよりレンズの小さいのが欲しかったからだが、
それでも、周りの人のかけているメガネよりは
ふたまわり程も大きいのだ。
彼らのメガネのレンズの大きさといったら、
ウルトラセブンが変身するときに装着する
赤いフレームのメガネ(なのだろうか?)
と同じくらいサイズなのだ。
そう言えば、ウルトラセブンのメガネ(なのだろうか?)は、
「ウルトラアイ」と呼ぶらしい。
という事は、彼らはウルトラセブンを意識しているのか?
まさかな。
だが、フレームの形は結構、「ウルトラアイ」に似ているぞ。
小さいレンズにこだわるもう一つの理由がある。
俳優の「大杉漣」が、小さいメガネを良くかけていて、
それがとても似合っているのだ。
大杉漣を特集したある番組を見て知ったのだが、
彼はメガネに非常にこだわっていて、
テレビCMや映画などでも、
自分で選んだメガネを用意してくるのだそうだ。
ここでも、
「メガネは〜、顔の〜、一部〜ですぅ♪」
のフレーズが脳裏に浮かんでしまう。
俳優にとって、メガネは、
衣装と同様、いやそれ以上に、
演じる役の性格を左右する重要なアイテムだ。
それを熟知している大杉漣だからこそ、
メガネにこだわるのだろう。
だから、 大杉漣のメガネをかけた姿は実に渋い。
滅多に俳優にあこがれることはない私だが、
メガネ姿については、 大杉漣のような味が出せたらと思う。
そして、おそらくその渋さを出しているのが、
あのメガネのレンズの小ささなのだと私は信じている。
もし、大きいレンズのメガネをかけたら、
いくら大俳優の大杉漣といえども、
かっこ悪くみえるのではないかと思う。
以上のような考察から、
私のメガネコンセプトはいつの間にか固まっていた。
後は、メガネ店に出陣あるのみ。
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店内に入ると、
今回はフレームの色、レンズのサイズがほぼ決まっていて、
かなり絞り込まれた条件のせいか、
候補となるフレームを見つけ出す際の迷いの苦労は無かった。
色とレンズのサイズさえ合えば、
あとは、実際にかけてみて、
レンズの中央と目の位置が
ほぼ一致するかをチェックするだけだった。
だが、実際にかけてみると、
レンズのサイズが小さいメガネの大部分は、
フレームの形がユニークなものが多く、
とてもビジネスの場でかけるには奇抜すぎて、
私の勤める古い業界には不適当であると感じられた。
また、卵型のフレームが意外と多かったが、
まず卵型のフレームは長めの顔の私には似あわなかった。
人によっては、顔の形によらず、
卵形フレームは似合うのだろうが、
いかにも悪いことをしそうもない誠実さを醸し出すあの形は、
いつも腹の中で悪事をたくらみ、
地球征服を目指している私には、
とても受け入れる形ではなかった。
だからと言って、四角く角張っていたり、
端がつりあがっているデザインは、
いかにも業界的で却下だった。
私の贅沢な条件を満たすフレームを探すのは、
やはりむりなのだろうか?
と諦めかけ始めた頃、
幸運なことに、1つだけ、
ビジネスにも使えそうなデザインのフレームを
見つけることができた。
ラルフローレンのデザインのフレームで、
卵形と長方形の中間の形といったところであるが、
台形のようでもある。
フレームも青のつや消しで、
色もダークな青なので、かけてもそれほど目立たない。
ちょうど良い色合いだ。
私は、店員のこのフレームを取り置いておくよう頼み、
急いで、銀行に駆け込んだのだった。
メガネ選びはとても難しい。
その人に合わないメガネをかけたりしたら、
「メガネは〜、顔の〜、恥部〜ですぅ♪」
となってしまうから、皆さんも是非気をつけて欲しい。
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大杉漣公式Web Site
http://www.renosugi.com/
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流音弥
2003年9月14日







