リングシリーズ
恥ずかしながら、
角川ホラー文庫の
鈴木光司のホラー作品「リング」シリーズ、
「ループ」「バースデイ」
を昨日読み終えたところだ。
「リング」「らせん」に続くシリーズ作品で、
4年ほど前に購入したものだが、
ずっと読まずに本棚に並べてあった。
周りがブームになっていると逆に読む気が無くなるのが、
私が天邪鬼と言われる所以(ゆえん)なのだろう。
昨日ちょうどまとまった時間ができたので、
懐かしさもあって一気に2冊読み終えた。
しかし、シリーズ最初の作品である、
「リング」を読んだ時ほどの強烈な衝撃はなかった。
ホラーというよりSFになってしまったからだ。
バイオテクノロジー、バイオインフォマティクスなど、
現存もしくはもうすぐ実現するであろう科学技術で、
全ての謎を説明してしまっているからだ。
科学で説明できることならそこには恐怖は無いし、
そもそも夢が無い。
リングの時の何とも言えない
ぬめーっとした、ひんやりした恐怖、
あのまま、よくわからないまま終わった方が怖かった。
ネタがわかると怖くなくなる。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
とはまさにこのことだ。
話は変わるが、この小説と同じように、
幽霊や心霊現象が科学で説明できるのなら
どんなに素晴らしいことだろう?
死んでも霊魂として生き続けることができる。
生まれ変わって、この世に戻ってくることもできる。
それが証明されれば、死など恐くなくなる。
死を恐れながら、
この人生でできる事は全てやってしまおう
と、生き急ぐこともなくなるだろう。
多くの争いごとや怒り、憎しみ、妬みのような負の感情は、
全て、人の生涯が短くかつ1回きりであることに由来している。
だが、あいにく未だに解決されておらず、
その取っ掛かりさえも掴めていなのだ。
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流音弥
2004年10月29日







