3) ホールズの陰謀
みなさんは、次のような「ホールズ」のコマーシャルを
見たことがあるだろうか?
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駅のホームで女性がひとり。
その周りには、タバコをプカプカ吸っている
男性サラリーマンの群れ。
女性は、タバコの煙にいぶされて、
のどがいがらっぽくなったのか、
のどを押さえて息苦しそうにもがいている。
その隣のホームにいた駅員さんがそれを見て、
顔の皮をばさっと剥ぐ。
スパイ映画でよく見るシーンだ。
中から出てきたのは、なんと、
元ジャアンツの投手「江川卓」。
どこからか野球ボールを取りだして、
苦しんでいる女性に向けて剛速球を投げる。
女性にぶつかる瞬間に、
そのボールはホールズのあめ玉に変身。
見事女性の口の中にストライク。
女性は、すっきりさわやか〜。
という感じで、めでたしめでたし〜。
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たしかに、ホールズをなめれば、
のどがすっきりするというのはわかる。
これでも、「飴男」と言われるくらい、
飴やキャンディーをなめる。
特に、冬は咳が出て止まらないことがあるので、
ホールズのようなスッキリ系の飴は手放せない。
だが、このCMにおける彼女へのソリューション(解決)は、
単に苦しみを一時的に緩和させているだけで、
真の意味の解決とはなっていない。
発癌物質などの有害な物質を大量に含んでいるタバコの煙は、
しっかりと彼女の肺に取り込まれているのだ。
あれだけの煙を、毎日通勤途中で吸わされていたら、
彼女の母体はむしばまれ、
彼女の子供(将来生まれる)にも大きな影響があるだろう。
逆に、ホールズをなめることによって、
タバコの煙にある程度耐えられるとなると、
煙の臭いなどを余り気にしなくなり、
煙の漂う場所への滞在時間が
本来より、長くなってしまう可能性がある。
つまり、逆に彼女の健康を悪化させてしまう可能性があるのだ。
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また、意地悪な見方をすれば、
ホールズとしては、タバコの煙がひどい方が、
製品が売れるのだ。
きれいな空気のある場所では、
「ホールズ」の存在意義が無くなる。
排気ガス、公害、人口過密といった、
空気の悪い先進国の日本だからこそ、
「ホールズ」は売れるのだ。
ということは、「ホールズ」としては、
喫煙者に対して、
もっと、ところ構わずタバコを吸ってくれ!
そうすれば、それに耐えきれない人が
「ホールズ」をよく買ってくれるに違いない。
というのが本心なのではないか、とさえ思えてくる。
だから、あのようなコマーシャルとなったに違いない。
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さて、私だったら、あの場面と「ホールズ」を使って
どんなコマーシャルを作るだろう?
女性が煙で苦しんでいて、
駅員(江川卓)がボールを投げるところまでは同じだが、
その後がかなり違う。
駅員は、タバコを吸っている人に対して、
ボールを顔めがけて投げるのだ。
しかも、最後までボールのままで、
「ホールズ」に変身したりはしない。
ボールは時速140kmを超える豪速急なので、
当たった人は当然倒れて、気絶する。
額がザクロのように割れて、血がぽたぽた落ちる。
もしかしたら、死んだかも知れない。
周りで、タバコを吸っていた人達は、
それを見て、恐怖にガタガタ震えだし、
すぐさま、タバコの火を消す。
タバコの煙が無くなり、女性はすっきりさわやか〜。
問題は、タバコを吸えないので、
手持ちぶさたで落ち着かない男達。
彼女は、バッグの中から自分のホールズを取り出し
彼らに1粒ずつ手渡す。
彼らは、それをなめて、すっきりさわやか〜。
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もし、ホールズが、
人の健康と快適な生活ををサポートすることを
商品コンセプトとするのであれば、
非喫煙者が周囲のタバコの煙を我慢できるように
手助けする為のものではなく、
喫煙者がタバコを吸わなくても生活できるように
生活改善の手助けをするもの。
というように、
製品のアピール方法を変更するべきだろう。
さて、ホールズでもなめるとするか〜。
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喫煙問題 関連リンク集:
<健康ナビ>より
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流音弥
2001年12月25日







