緩慢なる他殺
この言葉をあるホームページで初めて目にした時、
私は神の啓示を受けたような衝撃を感じた。
「喫煙という行為」の本質について、
これほどまでに的確に言い表した言葉には
出会ったことが無かったからだ。
喫煙とは、周りの相手の健康を奪うという「他殺行為」である。
さらに、厄介なことに、すぐには殺傷効果が現れない。
空手か拳法の奥義に「3年殺し」という技があるというのを
耳にしたことがある。
「3年殺し」を掛けられたその場では何ともないのだが、
時間が経つにつれて、じわりとその技の効果が効き始めて、
3年後には地獄のような苦しみとともに死に至る
という非情かつ巧妙な技である。
この場合、死は3年後である為、
直接の因果関係を問うことができないので、
技を仕掛けた者は法律上「無罪」となる。
喫煙も同様である。
受動喫煙しても、残念ながら(?)その場では死ぬことはないので、
吸わせた人を殺人罪または傷害罪で訴えることはできない。
もちろん、喘息の発作を起こしてその場で倒れれば別だろうが。。。
タバコの煙を吸わされることにより、
わずかではあるが身体の細胞に傷害が発生する。
別の場所、別の時で、別の人によって、
また、タバコの煙を吸わされる。
すると、ここでも、身体の細胞に傷害が発生する。
こうして蓄積されていった傷害が、
癌やその他の器官の障害を引き起こし、
結果的に死に至らしめる、
正確に言えば、死を早めることになる。
チリも積もれば山となる
とは、まさしくこのことだ。
ちっとも嬉しくないぞ!
緩慢な他殺!
じわりじわり、なぶり殺していく殺人技!
誰ががやったか分からないように、
大勢で手分けして、少しずつ殺していく殺人!
決して殺人罪・傷害罪に問われない殺人!
しかも、快楽を感じながらの殺人!
手持ち無沙汰というつまらない理由による殺人!
ストレス解消・気分転換の為に行う殺人!
殺人であることの自覚が無い殺人!
本当は殺人であることが分かっているはずなのに、
自覚の無いふりをしている殺人!
自分の愛する人や家族や友人でさえも死に至らしめる。
「人前での喫煙」がいかに非人間的行為であるか、
ご理解頂けただろうか?
最後に、「喫煙という行為」は
「緩慢な他殺」であると同時に、
「緩慢な自殺」でもあるとも言える。
だが、少なくとも、「他殺」よりはましである。
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参考サイト:
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流音弥
2003年5月26日







