グッド・バイブレーション
「Good Vibration」
ビーチ・ボーイズの名曲の1つで、
絶妙なハーモニーのコーラスと掛け合いが印象的な曲だ。
少し汗ばみ始める今頃から夏の終わりまで、
がんがんにクーラーを効かせた部屋の中で、
夏の浜辺を思い浮かべながら、
ビーチボーイズを聴くのが私の毎年の習慣になっている。
さて、今回は、世界中のオトナの女性、そして男性が歓喜する、
魅力的な商品をご紹介しよう。
英国のソフト会社のバイブレット・コム社が、
携帯電話をバイブレーター(略称、バイブ)に変身させる
画期的なソフトウェアを開発したのだ。
今や携帯電話において、
電話着信時に振動で呼び出す機能は付いてて当然
といって良いほど普及しているが、
その振動を電話着信時だけでなく、
より長時間、連続作動させることができるという。
これまでも、携帯をバイブレーター代わりに使うという発想は
あることにはあった。
だが、それには非常に大きな制約があった。
携帯を長時間振動させ続けるには、
何度も別の電話機から電話をかけ直して
呼び出す必要があるからだ。
例えば、私の持っているドコモのN503iだと、
3分間呼び出し続けると自動的に停止してしまう。
オルガスムに到達するのに、
3分間というのは余りに短すぎる。
また、 3分毎に電話をかけ直すとなると、
かけ直している間に性的興奮が冷めてしまう。
今回のソフトを利用した場合、
フルに充電すれば、約1時間は使えるという。
オルガスムに達するには十分な時間だ。
最近は、充電用のアダプターもかなり小型化、軽量化されており、
カバンの中にいれて持ち運びしてもかさばらない。
もう1つ、
携帯をバイブとして使うことを困難にさせている要因がある。
携帯からその携帯自体に電話をかけることが出来ない
という点だ。
携帯をバイブとして使うには、
その場にもう1台の電話機が必要だ。
ちょっとした時間を利用して、
会社や学校やお店のトイレで済ます
という訳にはいかない。
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携帯をバイブに変身させる商品(ソフト)の利点は、
次の4つに分類できる。
1.非暴露性・・・どこから見ても、誰が見ても携帯電話
そう、そもそも携帯電話なのだから当然だと言える。
人には、それがただの携帯であるとしか見えない点が
最大の売りなのだ。
昔、ある有名な芸能人が、
空港の荷物チェックで「電動こけし(バイブレーターの俗称)」
をカバンに入れているのを見つかって、
それ以来、「こけし○○」と言われるようになった。
真実かどうかは定かでは無いが、
一般人においても十分ありえる話なので、
他人事とは思えない。
2.携帯性・・・持ち運びOK
普段通りに携帯電話のみ持ち運べば良い。
旅行の際も、携帯とバイブの両方を持ち歩く必要がない。
荷物の重量軽減の点において、利便性は高い。
急な出張や旅行でも困らない。
3.単独性・・・いつでもどこでもオルガスム
携帯性と密接な関係があるが、
例えば、トイレで人に気づかれずさっと済ませることができる。
要するに、単独で使えるので、場所を選ぶ必要が無い。
4.選択性・・・お好きなパターンでオルガスム
携帯電話には、
あらかじめいくつか振動パターンが登録されており、
その中から、自由に選ぶことができる。
自分が最も行きやすい振動パターンを把握することが重要だ。
例えば、ドコモのN503iでは、
パターン1・・・0.5秒間の振動と0.5秒間の停止の繰り返し
パターン2・・・1秒間の振動と1秒間の停止の繰り返し
パターン3・・・3秒間の振動と1秒間の停止の繰り返し
パターン4・・・着信時に設定されているメロディにあわせて振動
(メロディ連動)
が選択できる。
「メロディ連動」機能は、非常に面白い機能ではあると思う。
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携帯電話バイブにおける課題
JAVAが動く携帯電話をバイブに変身させる上で、
解決しなければならない問題がいくつかある。
1.形状
まず、通常の携帯電話は
あくまでも携帯電話としての用途を想定して作られている為、
バイブレーターの形として最適であるとは限らない。
もちろん、本物のバイブの代用品である訳だから
贅沢は言えないのだが。
携帯電話の形状自体を変える訳にはいかないので
(バイブの形をした携帯電話を果たして使う人がいるか?)、
携帯電話の形状においてバイブ機能を最大化するような
振動パターンの研究・開発が必要だろう。
また、アンテナの先につけるアクセサリーを開発するのも
1つの解決法だといえる。
2.振動パターン
携帯電話の規定の振動パターンが
バイブとして適切であるかどうかは、検討の余地がある。
例えば、バイブの多くは、7種類もの振動パターンを持つ。
しかもそれらは、バイブとして最適な振動パターンとして、
数多くの体験と研究から生み出されたものなのだ。
そもそも、携帯電話の振動パターンは、
着信を気づかせる為のものであり、
オルガスムへ導く為のものではない。
携帯電話の規定の振動パターンとは別に、
このソフトウェアによって、
バイブに適した振動パターンを追加できると良いだろう。
また、追加した振動パターンでも満足できない人の為に、
インターネット等から自由にダウンロードできると良いだろう。
このダウンロード時の課金によって、
別のビジネスが成り立つかもしれない。
3.振動の強さ
振動の強さもバイブにとっては、重要な要素である。
例えば、本物のバイブでは、「毎分3,600回の高速振動」
を売りににしている商品がある。
携帯電話の振動は、もっと粗いと思われ、
バイブとしての効果を高めるには、
ソフトウェアの機能で高速振動を実現するしかない。
また、振動の強さ自体も調節できると良いだろう。
携帯を押し当てる強さを変えて、
調節することもできなくは無いが、
それでは、感じ方が変わってしまう。
それよりも、ソフトウェアでコントロールするべきだ。
少なくとも、3段階の振動レベル調節は必須だろう。
4.振動音
他人に聞かれる可能性があることを考えると、
「極小の振動音」を実現しなければいけない。
高速回転するので、
ある程度の大きさは覚悟しなければならない。
やはり、人に聞かれる可能性のある場所では、
用いるのは控えた方が良いだろう。
5.安全性
振動による加熱によって、
大事な場所が火傷したりしたら大変だ。
ソフトウェア開発においては、
注意深い動作実験が必要だろう。
6.防水性
バイブとして使うことによって、
携帯が故障したら元もこうも無い。
「潮吹き」の傾向がある人の場合は特に注意が必要だ。
本物のバイブでは、変圧器以外は完全防水を実現している。
防水機能のある携帯を買えば良いのだろうが、
普通の携帯よりも大型のものが多く、
重量自体が重くなるので、携帯性が低下してしまう。
また、女性が持つには不似合いなゴツイ形状であり、
奇異の目で見られる可能性もある。
防水性については、
ソフトウェアの力ではどうしようも無いので
注意して使うしか無いだろう。
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さて、バイブレット・コム社が
4月の第2週に発売開始した携帯バイブ化ソフトの価格は
わずか1.50ポンド(約280円)だという。
WAP(ワイヤレス・アプリケーション・プロトコール)
というリンク経由で、ダウンロードできる。
バイブの価格が3000円〜15000円であることを考えると、
非常に安い。
ただし、機能はかなり限定されており、
「スタート」と「停止」の機能しかない。
実行中は、満足そうな表情をした猫が
携帯の画面に表示されるという。
価格を考えれば、この程度の機能であるのは納得いく。
だが、上述したように、
バイブとしてより高い機能を求めるのであれば、
様々な機能を付加していく必要があるだろう。
今後、様々な業者(特にアダルト系)が参入してくると思われるが、
バイブとしての機能の付加価値を高めていくことが、
ビジネスとして成功する条件になるだろう。
この点においては、他のビジネスと全く同じである。
日本の携帯でもJAVAが動作する機種が増えて来ているので、
国内に登場する日も近いだろう。
ちなみに、バイブレット・コム社の開発した携帯バイブ化ソフトの
製品名は、「パーリング・キティー(Purring Kitty )」という。
「のどをゴロゴロ鳴らしている猫」という意味だそうだ。
それでは、グッド・バイブ!
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バイブレット・コム社
http://www.vibelet.com/
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流音弥
2003年4月27日







