人間砲弾
10月2日夜、歌手の葛城ユキがフジテレビの番組
「とんねるずのみなさんのおかげでした」の収録中に、
第七胸椎脱臼骨折という全治3カ月の大怪我を負ったそうだ。
番組の中で、
大砲から人間を弾として撃ち出し、
ウレタンを敷き詰めたプールに着地させるコーナー
「人間大砲」
に参加した際に事故は起きた。
「80年代の懐メロ特集」と題したこのコーナーで、
葛城ユキは、ヒット曲「ボヘミアン」を歌いながら
発射台(高さ約3・2メートル)からはじき飛ばされ、
ウレタンを敷き詰めたプール(深さ約2・5メートル)へ飛んだ。
だが、放物線を描かずに、
ほぼ直線的に10メートル先に鋭角的に着地してしまった。
ヘルメットをかぶってはいたが、
着地に際の衝撃はかなりのものだったろう。
テレビ局側でも、
ゲームの危険性に対してある程度は考慮していたとは思うが、
そもそも大事な歌手をそんな危険なゲームに参加させた
所属事務所の重大な判断ミスだろう。
葛城ユキはプロスポーツ選手の経験も持っているとのことだが、
現在54歳。
若い時に比べれば、当然体はもろくなっているはずだ。
その点については、
制作会社、所属事務所、そして葛城ユキ自身に、
過信があったのではないか。
女性による人間大砲は葛城ユキが初めてだったという。
葛城とほぼ同じ体重、身長の女性スタッフで
数回のリハーサルを行ったが、
そのスタッフは葛城よりずっと若い女性だった。
やはり、根本的な問題は年齢にあったのではないか?
女性は、男性に比べて加齢で骨がもろくなりやすいからだ。
その点を考慮して、
同じ年代の女性でリハーサルを実施するべきだった。
いや、きっとそれ以前の問題かもしれない。
そもそも人道的に問題がある。
常識的に考えて、
54歳の女性を人間砲弾として飛ばせるだろうか?
リハーサルで同年代の女性を飛ばしたら、
やはり同じような事故が起きた可能性は高い。
少なくとも今回は、
生命の「ボヘミアン」
にならずに済んだのがせめてもの救いだろう。
ところで、今回事故が起こったコーナーの名前、
「人間大砲」について、私は納得できない。
あくまでも、人間は「大砲」ではなく、「砲弾」に扮している。
従って、「人間大砲」ではなく、「人間砲弾」と呼ぶべきなのだ。
=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=
葛城ユキ公式ページ
http://www.katsuragiyuki.com/framepage1.htm
けがについての所属事務所コメントを掲載。
骨粗鬆症リンク集@健康ナビ
http://www.kenkounavi.net/site/kotsuso.htm
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
流音弥
2003年10月3日







