医療情報デバイド(MID)
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最近、インターネットの普及とともに、
「デジタルデバイド」(Degital Devide)
という言葉をよく耳にするようになった。
デジタルデバイドとは、
狭義には、
IT(情報技術)に精通した人と
ITに取り残されがちな高齢者、障害者、低所得者
との間に生じる情報格差 を指し、
広義には、
その情報格差の為に、
ますます、
経済格差(貧富の差)、
生活機会格差
が拡大するのではないか?
ということが世界的に懸念され、
先進国と後進国間の経済格差問題(南北問題)に加えて
新たな世界的課題とされていることを指す。
実際、インターネットの普及率は、年齢が若いほど高く、
また、世帯収入別に見ても年数が高いほど普及率が高い。
「米国では、
インターネットユーザーにおける性別・年齢構成比が
実際の人口における比率に近づいた」
という記事を最近読んだが、
実際は、所得の切り口から分析すると、
高所得者層の方が、低所得者層よりも
圧倒的にインターネット使用率が高い。
米国の場合、
高所得=高教育=白色人種及び一部の黄色人種
低所得=低教育=有色人種及びマイノリティ
という
経済格差・教育格差・人種格差が未だに存在する。
つまり、インターネット先進国である米国であっても、
デジタルデバイド(情報格差)は 存在するのだ。
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さて、今回私が問題提起したいのは、
医療情報デバイド:
メディカル・インフォメーション・デバイド
(MID:Medical Information Devide)
つまり、「医療情報格差」のことである。
社会的地位、経済格差、職業格差が
医療情報の入手しやすさに
大きな格差を生じさせることを意味する。
この言葉は、私が勝手に作った造語であるが、
(もしかしたら、既にあるかも)
意外と誰も意識していない概念である。
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では、どのような場合に、
「医療情報デバイド」が発生するかを説明しよう。
ここで、「医療情報」とは、
「どのような治療があるか」ということになるが、
実際、これらの治療は、
「医師」個人に附属するものである。
単に治療があるというだけでなく、
その治療を受けるには、
どの病院に行ったら良いか?
もっと詳しく言えば、
どの医者にかかったら良いか?
ということになる。
これらの情報は、
実は一部の力のある医師集団が独占しており、
一般の人には知らされていないのが現状である。
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持つべき友は、
「医者」 と
「弁護士」と
「会計士」。
この教訓を耳にしたことがある人はいるだろうか?
医師の友人がいれば、最高の治療を受けられる。
弁護士の友人がいれば、最高の弁護が受けられる。
会計士の友人がいれば、
最高の経営指南と税金対策が受けられる。
これに、あと
「政治家」
「不動産」
「警察」
「暴力団」
の友人が加われば完璧だ。
この世に恐いものは無くなるだろう。
まず、この現実(事実)を、認識するべきだろう。
「医者」である友人がいれば、
腕の確かな医師を紹介してもらえる。
仮にその「医者である友人」も同じ診療科だった場合、
患者が自分の友人でなければ、
多少自信が無くても、自分で治療してしまうだろう。
だが、患者が友人となると別だ。
治療を失敗して、
その友人との関係を壊すことだけは避けなければならない。
一般的に、医療業界以外に友人の少ない医師にとっては
友人を失うことは、人生の楽しみを奪うことにつながる。
自分のプライドよりも友人の治療を優先し、
自分が知る限りの最高の医師を紹介するのだ。
それによって、
友人の自分に対する友情も強くなるに違いない。
このような考え方を責めるつもりはない。
私が同じ立場であってもそうするだろう。
また、自分の友人と普通の患者を分け隔てずに、
平等に治療し、情報提供する医師も、中には、いるかもしれない。
しかし、問題は、
「医師」を友人に持たない患者は、
最適な治療を受ける機会を逃す可能性が高い
という現実なのだ。
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一般的傾向として、
医師は、友人として社会的地位のある者を好む。
つまり、
高所得者、政治家、企業の役員、学者、
芸能人、スポーツ選手
などである。
彼ら(彼女ら)が長生きなのは、友人である医師による
最先端の最高水準の治療が得られるからである。
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その他に、医師が、友人とする相手としては、
製薬メーカー、医療機器メーカーの
MR(医薬情報担当者)、治験・臨床試験担当者が挙げられる。
これは、仕事のつきあいから派生した関係ではあるが、
一度親しくなると、一生、
健康・医療について相談に乗ってくれるのが、
医師の特徴とも言える。
従って、製薬メーカーや医療機器メーカーの社員で
医師と直接知り合える機会のある者は、
「医師」という最強の友人を得られる
という、給与以上の報酬を手にしていると言える。
私の知人の製薬メーカー出身者は、
会社の同僚の具合が悪い(血便)と聞くやいなや
その場で、○○大学病院の△△教授に電話して、
診察の予約まで済ましてしまった。
しかもその医師は、
普通の人であれば、
余程お金を積まないと、
絶対に診察してもらえないような、
その分野の世界的名医だったのである。
まさしく、持つべき友は、「お医者様」だ。
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最後に、
医師がその関係を非常に大事にする相手として、
同じ病院に勤務するスタッフ(医療、事務)が挙げられる。
同じ職場で一緒に仕事をする上で、
同僚スタッフの面倒をよく見ることが、
仕事のやり易さにつながる。
それが直接の動機なのかどうかはわからないが、
同僚医師、看護婦・看護士、薬剤師、臨床検査技師、
事務スタッフ
などに対する面倒見の良さは、驚くほど良い。
まるで家族のようだ。
この関係は、別の病院に移動した後でも、変わらない。
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図表1 医療情報デバイド構造
医療情報量: A群>B群>C群
普通の患者 |
いずれにせよ、
最高の医療を 受けたいと願うのであれば、
上の図の A群、B群に入ることである。
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流音弥
2002年3月18日







