非常食
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非常食(ひじょうしょく)
災害時のために準備しておく食品。(大辞林第二版より)
災害など非常時のために準備しておく食料。
(広辞苑 第五版より)
非常食とは、
地震やその他の災害に備えて、長期間保存できる食料を指す。
一般には、乾パン、クッキー、ミネラルウォーターなどが
非常食として有名である。
もっとも、乾パン、クッキーというのは、昔の話で、
今の非常食というのは、もっと贅沢な内容になっている。
焼き立てのおいしさを抗菌パックした「缶入りソフトパン」
湯か水を注ぐだけで食べられるおいしいご飯「アルファ米」
ふだんの夜食にも食べられる、
コンパクトなフリーズドライ雑炊 「スペースセイバー」
その他、五目めし、とりめし、牛めし、赤飯、お粥の缶詰など。
宇宙食技術を応用した結果、
普通の食事と変わらないような非常食が増えてきている。
おいおい、貧乏学生の頃の私の
普段の食事よりも贅沢じゃないか?
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私にとって、非常食とは、、
災害時に食べる食料ではなく、
お金が無くなった時、つまり「非常時」に食べる食料だった。
災害に遭うよりも、
生活費が無くなって餓死する確率の方が高かったからだ。
従って、お金が無くなっても、
せめて、人としての尊厳を失わずに生活するためには、
私の確保すべき「非常食」は
普段の食事としても十分通用する食材である必要があった。
こうして、いつの間にか、私の非常食の内容は、
主に乾燥麺と缶詰とレトルトと米で構成されるようになった。
まず、麺類だ。
1.スパゲティ
2.ソバ
3.インスタントラーメン
4.冷やし中華
※順位は、保存量の多い順。
毎日、1日2食で、ローテーションを組んだ場合に、
1ヶ月間食べられるだけの量の非常食(麺類)を
常に押し入れの中に確保していた。
ここで、麺類メニューの選択において、
1つだけ絶対的なポリシーがあったことを
付け加えなければならない。
「カップラーメン」は、私は食べないこととしていた。
カップラーメンの容器から
環境ホルモンが検出される以前であったが、
その当時、既に、カップラーメンに含まれる
着色料、防腐剤、その他の化学調味料が
人の健康に与える影響が問題視されていたからだ。
不健康になってまで、生き延びても意味が無かった。
従って、「カップラーメン」は
私の非常食メニューから外されることとなったのである。
麺類を中心に非常食を構成した理由は、
その保存性だけではない。
なにより、私が麺類が大好物だったからである。
特に、スパゲティが大好きで、
週3日間以上、スパゲティを食べることも頻繁にあった。
大学の頃、私の友人は、私を評してこう言った。
「パスタの王様」
別段、パスタのメニューや食材に詳しかった訳ではない。
ただ単に、パスタばかり食べていたに過ぎない。
「人類は麺類だ」
どこのメーカーの何という製品だったかは忘れたが、
私が子供の頃、
カップラーメンかインスタントラーメンのCMで、
こんなキャッチコピーがよく流れた。
まさに、名キャッチコピーだと思う。
少なくとも、日本人とイタリア人と中国人は「麺類」に違いない。
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次に缶詰だ。
1.スパゲティのミートソース缶
2.サバの水煮缶(稀に味噌煮缶)
3.ツナ缶
※順位は保存量の多い順
1のスパゲティのミートソース缶が多いのは、
スパゲティの量に比例して自然と多くなった為である。
ただ、ここで重要なのは、私の場合、普通の人よりも、
ミートソースの使用量が少ないことだ。
スパゲティーのミートソース缶は、
通常2〜3名用と記述してあるが、
それは、1人100〜150gしか食べない場合である。
私のように、1度に300gを食す場合は、
せいぜい1.5人分にしかならないはずだ。
ところが、私は、これを3食分として食べるのだ。
要するに、私は、普通の人よりも、
半分しかミートソースを使用せずに、
スパゲティを食べることができるという特技があるのだ。
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2のサバの水煮缶だが、
貧乏臭いようだが、これまた、私の大好物だ。
しょうゆをぶっかけて、ご飯のおかずで食べるのが最高だ。
汁が余る場合は、魚の身の部分を多少ほぐして、
魚水煮チャーハンにするのもいい。
価格帯としては、一缶100円〜140円位なので、
これほど、安価で手軽で栄養を補給できる缶詰は少ない。
しかも、私の大好物と来ている。
味噌煮缶も市販されているが、
缶詰の味としては、水煮の方がおいしいような気がする。
サバ味噌(サバの味噌煮)自体は、私の大好物なのだが、
どうせ、サバ味噌を食べるなら、缶詰よりも、
その場で料理したばかりのものを食べる方が良いだろう。
もちろん、味噌煮缶もそれなりに食べられるが、
どうせ、「非常食」としてそろえるのであれば、
よりおいしいと感じる方の「水煮缶」を
つい選んで買い込んでしまうのであった。
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3のツナ缶だが、
これだけをおかずにどうやってご飯を食べるのか
と不思議に思われるかもしれない。
マヨネーズと塩をかけて混ぜ合わせただけで、
ちょっとしたおかずの出来上がり。
マヨネーズと塩だけをご飯にかけて食べる人もいる位だから、
それほど、非常識な食べ方だとは思わない。
それに、もともと、ツナ缶とマヨネーズの相性はいい方だ。
私の実家だけの風習なのかもしれないが、
ポテトサラダには必ずツナ缶を入れていた。
また、幼少の時から、食べ続ければ、
ツナ缶→マヨネーズという
連想関係が形成されてしまっても不思議はない。
実は、ツナ缶単独ではないが、
ツナ缶を使った、もう一つの非常食料理がある。
レトルトカレーにツナ缶を入れて食べるのだ。
ハウスククレカレーのような安いレトルトカレーに限らず、
大抵のレトルトカレーは具が少ない。
また、量も少ない。
私は、時々自分でカレーを作ることがあるが、
その時、1食でご飯を2合近く食べる。
当然、上にかけるカレーの量も多い。
恐らくレトルトカレー一袋の3倍分は食べるだろう。
つまり、私がわずか一袋のレトルトカレーで、
2合分のご飯を食べることは不可能なのだ。
そこで、レトルトカレーの分量を底上げするために、
ツナ缶を入れるのだ。
ここで、
レトルトカレーを2袋一度に食べればいいのでは?
と疑問を感じられるかもしれない。
だが、
−レトルトカレー2袋の方が、
レトルトカレー1袋+ツナ缶1缶よりもコスト的に高い。
−また、レトルトカレー自体が余りおいしく無いので、
レトルトカレー2袋を一度に食べるのは苦痛が伴う。
という理由から、
レトルトカレー1袋+ツナ缶の方が、
非常食の組合せとしては好ましいのである。
ツナ缶を入れれば、
安くてまずいレトルトカレーも 「シーチキンカレー」に早変わり。
さらに醤油をかけ、濃いめの味にする。
(私は、カレーにはソースではなく、醤油をかける主義なのだ)
分量が増えた上、味が濃くなったので、
ご飯2合分を平らげるのにちょうど良くなる。
お金が無いときは、ご飯でお腹一杯にする、
これは、 貧乏食生活の基本である。
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さて、
大好物の「スパゲティ」や「サバの水煮」「ツナ缶」を
「非常食」にも兼ねていた為に、
「非常食」を普段から食いつぶしてしまった。
そして、そのつけが今になって回ってきた。
今回、骨折した直後、痛みで動けず、
しばらくの間は、食料を自由に買いに行けないことの
不便さ、惨めさに苦しむはめになったのだ。
まさに、この時こそ、非常事態であり、
「非常食」の本来の出番だったのだ。
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関連サイト:
ショップレスキュー
http://shop.rescuenow.net/goods/foods/
非常食の販売サイト
防災用品 非常食 タナカシンソー株式会社
http://www.tanakasinso.co.jp/
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流音弥
2002年3月23日







