コメコメ大作戦 〜ひとり米一揆〜
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さて、骨折をした翌日(日曜日)の昼食と夕食は、
宅配ピザで事を足りた。
だが、病院に行った月曜日、
結局、自宅に帰ってきたのは、午後3時過ぎ。
腹減った。
だが、それ以上に疲れた。
私は、敷きっぱなしの布団に潜り込んだ。
まだ外は明るい時間帯であったが、
あっという間に、眠りに落ち入った。
6時半頃、携帯電話が鳴り目が覚めた。
土曜日に骨折した時に一緒にした友人が、
心配になったので様子を見に来るという。
何か買って行こうか?
じゃあ、サンドイッチと牛乳を頼む。
体が疲れた時は、
ご飯よりもパンの方が吸収が良いからだ。
それに、私は、大のサンドイッチ好きなのだ。
こういう時は、友人の気遣いが身にしみる。
友人がどちらかというと少ない、
いや、正確に言えば、殆どいない私にとって、
彼は貴重な存在だ。
彼女でもいれば、
いや、同棲していれば、
いや、結婚していれば、
いや、家族と暮らしていれば、
今回の骨折でも、全く困らないのだろうが、
それこそ、無いモノねだりというものだ。
それに、一人暮らしでこそ味わえる自由さは
どんなものにも代え難い。
自由さと便利さのどちらを選ぶか?
そこで、大部分の人は便利さを選んで、
結婚に急いでしまうのだ。
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友人は、サンドイッチの他、
桜餅、カップラーメン、レトルトカレーを差し入れてくれた。
「おい、レトルトカレーを食べるにも、米が無いぞ。」
「ふっ!本当は、骨折しなければ、
日曜日にスーパーに買いにいくはずだったんだ。
今度来るときは、米を差し入れてくれ。」
「考えておくよ。」
とりあえず、カップラーメンの分だけ、
つまり、1食分(ちょっと足りないかも)はゲットできた。
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だが、今や非常食が無いとなれば、
私にとって一番必要なものは、まず、米だった。
米さえあれば、おかずなど、どうにでもなる。
ふりかけをかけてもいいし、
鰹節に醤油をかけて猫まんまにしてもいいだろう。
また、玉子があれば、
玉子かけご飯、目玉焼き、玉子焼き、オムレツ、
オムライス、ゆで玉子、玉子マヨネーズなど
いくらでもバリエーションはある。
当然、レトルトカレーをかけて食べることもできる。
とにかく、米さえあれば、ご飯さえ炊ければ、
最低限のおかずでやっていけるのだ。
これは、私が貧乏生活時代に身につけた
生活(サバイバル)するための知恵であった。
ただし、
米は精米してしまうと、長持ちしなくなる(味が落ちる)
という保存性の問題があり、
常に残さず食べ切り、
新しいお米を補充続けなければならなかった。
そして、運悪く、たまたま、
骨折日と補充時期が重なってしまったのだった。
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一刻でも早く、米を買いに行こう!
そう決心した私は、
米を中心とした物資を調達する為に
ある作戦を決行することにした。
なんと、近くのスーパーまで
1人で米を買いに行くという無謀な計画だ。
幸運なことに、私のアパートから普通に歩けば2分の所に、
スーパーがある。
必要な食料は、全てここで調達できる。
作戦決行時刻は、明日ヒトマルゼロゼロ(10時)。
以下、本作戦を「コメコメ大作戦」と呼称する。
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流音弥
2002年3月24日







