コメコメ大作戦 〜長距離1.5足歩行〜
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考えてみれば、スーパーまでの、150mという長距離を
骨折後に2足歩行で歩くの初めてだ。
室内では歩いていたとは言え、端から端までせいぜい10m。
その10倍以上の距離を休み休みながら歩いたとしても
体力的に持つのだろうか?
それに、いくら2足歩行と言っても、
まだ、右足は完全にギプス固定状態で、
左足のように自由に動かせる訳ではない。
1.5足言った方が正確かも知れない。
歩き方としては、以下の様な手順になる。
1.最初の状態
健常足−障害足
(左) (右)
2.怪我をしている方の右足を前に差し出す。
この時、かかとから地面に着くようにし、
その足首は90度に保った状態で、
足指が地面に着かないようにする。
−障害足
健常足 ↑↑↑
(左) (右)
3.右足位置まで、左足(健常足)を前に移動させる。
この間、1と同様、右足(障害足)は、
地面にかかとだけが着いた状態で、
その足首は90度に保ちで、
足指が地面に着かないようにする。
健常足−障害足
↑↑↑
(左) (右)
4.以下、2と3の繰り返し
足の運びがむしろ逆じゃないかと思われるかも知れない。
怪我をしている方の足を引きずる
という表現をよく見かけるが、
今回の私の骨折においては、その方法は使えない。
私の右足はかかとは大丈夫だが、
激痛のため、指先を曲げたり、
足首の角度を90以下に曲げることができない。
もし、常に健常足である左足の後ろに置くとすると、
足先から地面に着くこととなり、
指先を曲げたり、
足首の角度を90度以外に曲げる
歩き方になってしまうのだ。
当然、これだけは避けなければならない。
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スーパーまでの道のりは、険しくは無かったが、
実に長く感じられた。
1.5足歩行だと、歩幅が小さい為、なかなか前に進まない。
スピード的には、松葉杖の方が2倍以上は速いだろう。
だが、松葉杖では、体重を両腕で支えなければならないので、
非常に疲れるというデメリットがある。
1.5足歩行では、
歩幅を小さくして、小刻みに歩かなければならないので、
おっくうがりの私にとっては精神的にとても苦痛だったが、
それでも久しぶりに松葉杖無しで外を歩いているという
解放感に浸ることができた。
疲労度の点でも、
小刻みに歩くという反復による疲労はあったが、
重量的負荷は余り感じなかった。
もともと足は、
体を支えて歩いているので鍛えられているからだ。
中足骨という足指の根本近くを骨折したものの、
私のかかとから太ももに至るまでの
体を支えて歩く為の基本的骨格については、
損傷が無かったことに感謝したい。
全体的には、松葉杖が無くてもこれ位の距離ならば、
1.5足歩行で何とか歩けるんじゃないかとの自信を得た。
だが、ちょっと気になったのは、
途中で、足指を若干曲げてしまったり、
足首を90度以下に曲げてしまったりして、
激しい痛みを頻繁に感じたことだ。
少しでも、歩行の速度を速めようとしたり、
段差があったりすると、すぐに痛みが襲う。
全く治っていないのだから当然と言えば当然だが、
とにかく、あせらず、慎重に
怪我人らしく、ゆっくりと歩くしかないのだ。
それにしても、痛みより食い気の方が勝るところが私らしい。
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こうして、私は、普段の何倍もの時間をかけ、
無事スーパーにたどり着いた。
米2kgだけでなく、おかずになりそうなものも、
持てる範囲で買い込んだ。
よくよく考えてみれば、松葉杖で歩きながら、
買い物かごを持って店内を回遊することなど不可能だった。
つまり、スーパーに買い出しに行くことを思いついた時点で、
松葉杖で行くことは断念せざるを得なかったのだ。
米2kgを持って、帰路をどうやって歩くか以前に、
店内でどうやって買い回れるのかを考えるべきだった。
もし、松葉杖でスーパーに行ってたらどうなったか、
考えただけでも恐ろしい。
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流音弥
2002年3月24日







