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骨折男、再び病院へ行く!

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1週間ぶりの○○病院。

結局、前回同様、私の診察まで3時間半も待った。

今日は、
できることならば読みたくないが、
いつかは読まなくてはいけない、
仕事関係の難解な本を持ってきた。

普段ならば決して読まないような本を読むのに
病院の待合室ほど最適な場所は無いだろう。

他には何の娯楽も無く、
時間を潰すためには、
否が応でも本を読まざるを得ない状況だ。

ましてや、周りは静かだ。
老人同士が自分の病気や怪我について、
ボソボソ話しているくらいだ。
小中高生が騒ぐ図書館よりは、集中できるかもしれない。

MDを持ち込んで音楽を聴くという手もあるが、
それでは、時間の有効活用とは言えない。

こういうまとまった時間には、本を読むのがいい。

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さて、待ちに待った診察だ。

今日の医師は、前回の診察をしてくれた医師とは違った。

なんと、前回、処置して(ギプスを付けて)くれた人だったのだ。

つまり、私は、前回この人を看護士と勘違いしていたことになる。
医師なら医師だと、はっきりと名札でも付けておけ!
最近は、医師が自ら処置をするのか?
それとも、余程、人が足りないのか。。。

まあいい。医師が処置してくれた方が安心と言えば安心だ。
これは差別ではない。
患者にとっては、医師に処置をしてもらった方が、
やはり安心なのだ。
自分を大切に扱ってくれているというような気がするのだ。

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しまった!
この医師には弱みを握られているんだった。

前回の処置の際、
私の足の裏に新聞の切れ端がくっついていたのを
目ざとく、この医師が見つけたのだった。

「足の裏になんかくっついているな。
 『あ』、『さ』、『こ』。
 何だこりゃ?新聞みたいだな?
 もしかしたら、君は危ない奴かもしれないな。」

この医師は笑いながら言った。

うっ!
なぜ、私が脅迫状を作っていることを知っているんだ?

と言いたいところだが、
残念ながら、小心者の私は、
そういう楽しい犯罪に手を染める勇気がない。

私の足の裏に新聞の切れ端がくっついていたのは、
風呂上がりに新聞紙を踏んづけた際に
新聞紙が破れた時に付いたものだろう。

だが、この医師は、内心では疑っているかもしれない。
警察に不審者として通報されているかもしれない。

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さて、私の足の診察結果だが、
今回もレントゲン写真を撮ってみた結果、
予想以上に骨のくっつきが速いとのことだ。
普通の人よりも、1週間も回復が速い。

私もレントゲン写真を見せてもらったが、
前回はっきりと写っていた亀裂が殆ど消滅している。

ふっ!
私も、まだまだ若いということか。
年寄りは、骨折したらなかなか治らないというからな。。。
ちょっと自分の体に自信が出てきて、嬉しく感じた。

あと1週間、今のまま、安静に過ごして、
もう一度 レントゲンを撮って問題が無ければ
(亀裂が完全に消えていれば)、
ギプスをとって、包帯を巻いただけにする。
かかとをついて歩く練習を始めて良いそうだ。

現在も、松葉杖無しでかかとをついて短い距離は歩けるが、
ギプスで右足首の角度を90度に固定してあるので
かなり、不自然な歩き方になる。

今度は、ギプスも外して、足首を曲げて歩くことになるので、
ゆっくりだが、普通の人と近い歩き方になる。

まだ、松葉杖を補助として使う必要があるそうだが、
松葉杖を使ってピョンピョン跳ねながら歩くのに比べたら、
大きな進歩だと言える。

私は、医師に最大限の感謝を込めて礼を言い、
診察室を後にしたのだった。

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流音弥
2002年3月25日

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