松葉杖歩行入門 〜リハビリ編〜
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さて、怪我が治癒するにつれ、
第1段階:両松葉3足
↓
第2段階:両松葉4足または、片松葉3足
↓
第3段階:松葉杖なし(2足歩行)
のように、リハビリを進めていることになる。
松葉杖による歩行パターン表
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両松葉3足
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両松葉4足
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片松葉3足
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| 松葉杖の数 | 2本 | 2本 | 1本 |
| 足数 | 3足 | 4足 | 3足 |
| 松葉杖以外 の足 |
健常足 | 健常足、 障害足 |
健常足、 障害足 |
| 歩行段階 | 治療期〜 リハビリ初期 |
リハビリ 初期〜中期 |
リハビリ 中期〜後期 |
| 疲労度 | 健常足と両腕に全体重がかかる為、 非常に疲れる |
体重が各足に分散し、 跳ねる動きが少ない為、以外と 余り疲れない |
障害足に負荷がかかる為、 やや疲れる。 |
今回は、リハビリ段階の歩き方を説明しよう。
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第2段階:両松葉4足または、片松葉3足
骨がほぼくっつき、怪我をした方の足を地面に足をついても
問題が無いと診断された場合の歩行法。
大抵は、歩行の邪魔になる重いギプスからも解放され、
包帯やテーピングのみとなる。
障害足は、長期間使っていない為、
筋力が低下し、また、筋肉が固まり動かなくなっている。
少しずつ、負荷を与え、
筋力と柔軟性を快復させなければならない。
障害足に、
余り急に負担をかけ過ぎないように注意を払いながら、
ゆっくりとしたスピードでの、
両足による歩行訓練を開始する。
さて、ここで問題になるのは、
両松葉4足と片松葉3足の
どちらを選ぶかということになる。
正確に言えば、
1.両松葉4足
2.いきなり、片松葉3足
3.両松葉4足→片松葉3足
の3つのパターンがある。
2の「いきなり片松葉3足」というのは、
やや乱暴な発想で、体力的にも不安だ。
だからと言って、
1の「両松葉4足」では
松葉杖2本持って歩かなければならず不便なこと、
リハビリとしては、負荷がやや弱すぎる感がある。
リハビリにおいてベストな歩行法は、3の
両松葉4足→片松葉3足
である。
怪我の程度、回復の程度、筋力の低下度にもよるが、
短くても2,3日、長ければ1週間程度を
両松葉4足でゆっくり歩いてみて怪我の快復度をみる。
あらかじめ設定した日数を経過し、
片松葉3足の自信が出たら、
片松葉3足に挑戦してみるのが良いだろう。
なお、両松葉4足と片松葉3足の場合の
障害足にかかる負荷を整理してみると次の表のようになる。
両松葉4足と片松葉3足の障害足における負荷の比較表
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両松葉4足
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片松葉3足
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| 足数 | 4足 | 3足 |
| 障害足を 支えるモノ |
2本の松葉杖 | 1本の松葉杖 |
| 障害足に かかる負荷 |
健常足の1/3。 | 健常足の1/2。 |
| 負荷の可変性について | 2本の松葉杖で支える力を大きくすれば、 負荷を段階的に、 小さくすることができる。 逆に負荷を段階的に、大きくすることもできる。 |
松葉杖が1本しか無いため、松葉杖で支える力を大きくしようとすると、歩きにくくなる。 つまり、負荷を変えるのは難しい。 |
| 怪我のリハビリとの関係 | 負荷を可変的に変えられる為、とても楽に歩ける。 | ある程度、怪我が回復していないと きつい歩き方だと言える。 |
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両松葉4足の歩き方
本などを見るといろいろな歩き方(ステップ)がある。
だが、どれも、これも、
複雑なステップで頭がこんがらがりそうだ。
2本もの松葉杖を2本の足と連動させ、別々に動かす
といった高度な技はマスターできそうにもない。
私は、昔からダンスなどでステップを踏むのが大の苦手なのだ。
きっと、ステップばかりに注意が行って、
なかなか足が前に進まないような気がする。
要は、最終目標として歩けるようになればいいのだ。
出来るだけ障害足に負担をかけずに
(ただし、ある程度は負担をかけるように)
歩けるステップであれば、
その目的は十分達成されるはずだ。
そこで私は、自分自信のリハビリで様々な歩き方を試してみた結果、
シンプルな足運びを見つけることができた。
1.最初の状態
松葉杖−健常足−障害足−松葉杖
(左) (左) (右) (左)
2.両側の松葉杖の杖先を、
それぞれ健常足、障害足の足先の
前方斜め外側30〜50センチの位置に、同時に置く。
それとほぼ同じまたは、やや遅れて、
障害足を2本の松葉杖のライン上に置く。
この時、2本の松葉杖と健常足で体を支え、
障害足には余り負担がかからないようにする。
ただし、全く負担をかけなかったらリハビリにならないから、
徐々に障害足にかかる重量を増やしていくようにする。
松葉杖と同時に障害足を前に出す場合
松葉杖− 障害足−松葉杖
↑↑↑ 健常足−↑↑↑
↑↑↑
(左) (左) (右) (右)
障害足を松葉杖に遅れて前に出す場合
松葉杖−
−松葉杖
↑↑↑ 健常足−障害足 ↑↑↑
(左) (左) (右) (右)
松葉杖− 障害足−松葉杖
(左) 健常足− (右) (右)
(左) ↑↑↑
3.健常足を松葉杖のラインより前に出す
健常足
松葉杖−↑↑↑−障害足−松葉杖
(左) (左) (右) (右)
4.以降、2、3の繰り返しである。
ここで、重要なのは、
4足とはいえ、
松葉杖2本と健常足の3足を主体で歩を進めること。
障害足に対する負担(荷重)は最初はできるだけ少なくし、
徐々に増やしていくこと。
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片松葉3足の歩き方
さて、いよいよ、片松葉3足に移る。
特に、 松葉杖の位置には気を付けよう。
松葉杖−健常足−障害足
(左) (左) (右)
または、
障害足−健常足−松葉杖
(左) (左) (右)
というように、
松葉杖は、障害足の反対側に持って使用すること。
健常足は、3つの足の中央に位置すること。
そして、その歩き方(歩の進め方)は、
1.最初の状態
松葉杖−健常足−障害足
(左) (左) (右)
2.松葉杖と障害足を前に出す。
松葉杖− −障害足
↑↑↑ 健常足
↑↑↑
(左) (左)
(右)
3.健常足を前に出す。
健常足
松葉杖−↑↑↑−障害足
(左) (左) (右)
4.2と3を繰り返す。
5.止まる(最初の状態1)
松葉杖−健常足−障害足
(左) (左) (右)
これらからも、明らかなように、
片松葉3足の目的は、
障害足と松葉杖で1つの足の役割りを果たすこと
それによって、
障害足にかかる負担を半分に減らすこと
なのである。
片松葉3足による歩行で避けなければいけない事
松葉杖を障害足を同じ側に持って歩いてはいけない。
→ 一見すると、障害足側で松葉杖をついた方が、
歩き安いように安心できるように思えるが、
重心が安定せず、歩き方もぎこちなくなる。
また、障害足にかかる負担も大きくなる。
そもそも、怪我をしているしていないに限らず、
右手と右足、または、左手と左足が
同時に前に出る歩き方は、
緊張している時などに見られる歩き方であり、
自然な歩き方ではない。
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松葉杖の使い方のホームページ:
松葉杖で歩こう!
http://www.bearslope.com/
松葉杖の使い方が非常に詳しい。初心者必見のページ。
松葉杖と戦った日々
http://www8.plala.or.jp/junko55/
元看護婦が提供する松葉杖奮闘記。
腋窩支持クラッチ(松葉杖)
http://www.techno-aids.or.jp/howto/120312.htm
松葉杖の正しい使い方
http://takka.jp.org/bhibi22.html
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松葉杖体験学習のホームページ:
http://www.vl.takaoka-nc.ac.jp/~hkanamor/5-oyako/tue.html
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流音弥
2002年4月4日







