冷湿布と温湿布
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湿布とは
冷湿布、温湿布ともに、
薬理成分として消炎鎮痛薬(NSAID製剤)が含まれている。
湿布を患部に貼る事により有効成分が皮膚より吸収され、
筋肉や関節組織に浸透し、
鎮痛、抗炎症作用によって患部の回復を早めるという仕組みだ。
従って、冷湿布と温湿布は、
消炎・鎮痛という点において 効能・効果が同じなのである。
ただし、冷感効果・温感効果の点で異なってくる。
一般的には、
熱を持った炎症を抑えたい場合は、冷湿布、
慢性的な痛みを抑え、血行を良くしたい場合は、温湿布
を使い分けている。
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冷湿布
冷感湿布とも言う。
冷感効果のある湿布剤。
持続時間
6時間。インドメタシン配合の冷湿布は、12時間。
効能・効果
鎮痛及び消炎の効果を期待するものである。
冷感効果により、
皮膚血管は収縮して血行は緩やかになる。
赤く腫れたり、熱を持った状態の炎症を鎮め、
痛みが緩和される。
適用
打ち身・打撲・捻挫・骨折の初期のように、
患部が、急性の熱を持って腫れて(炎症を起こして)いて、
その熱と痛みを抑える場合には、冷湿布が適している。
冷湿布の禁忌
1)顔面の目・口・鼻の近く
→ハッカ的作用で目が開けられなくなる。
2)粘膜部(目・唇など)
3)傷がある所
→刺激が強すぎて傷を化膿させる可能性がある。
4)アザなどの内出血
→冷湿布は役には立たない。
5)座骨神経痛・肋間神経痛
→冷やしてはいけない。むしろ温めた方が良い。
6)関節痛(膝痛など)
→関節が痛いときに冷湿布を貼ると、
患部が悪化し、関節が曲げられなくなる
6)火傷やただれた所、日焼けした所
冷感湿布の真実
水や氷で冷やすのとは異なり、
冷たく感じるだけで、実際に冷えている訳ではない。
冷たく感じるのは、湿布剤の添加物に
メントールやカンフルなどが含まれている為である。
直接冷やしたい場合は、
冷湿布ではなく、
冷水または氷、氷水で冷やした方がより効果的だ。
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温湿布
温感湿布とも言う。
温感効果のある湿布剤。
効能・効果
鎮痛・消炎及び血行促進の効果を期待するものである。
温感効果により、
患部の皮膚血管が拡張し血行は良くなる。
その結果、慢性的な痛みも緩和される。
適用
腰痛や
日数の経過した打撲・捻挫の痛み、
古傷の痛み
関節痛(けがによるものでないもの)、
血行不良が原因となって起こる痛み等、
慢性的な痛みを緩和する場合には、温湿布が適している。
肩こりや腰痛のように、
患部(筋肉や筋)が硬くなったり、冷たくなっている場合に、
血行よくしてほぐす効果がある。
温湿布の禁忌
急性のものや、腫れの強い患部は
炎症をおこしているので暖めてはいけない。
また、唐辛子エキスは皮膚への刺激が強い為、
貼った部分がかぶれることもある。
従って、敏感な女性の肌には殆ど使えない。
持続時間:12時間
温感湿布の真実
お湯等で温めるのとは異なり、
温かく感じるだけで、実際に温まっている訳ではない。
温かく感じるのは、湿布剤の添加物に
唐辛子エキス、ノニル酸などが含まれている為である。
温湿布の場合は、
結局、実際に患部が温かくなるのではなく、
唐辛子エキスのもたらすヒリヒリ感による温感なので、
本当に温めようとする場合は、
お湯で温めたり、お風呂に入ったり、
カイロを使った方がより効果的だ。
P.S.
おばあちゃんの知恵袋では無いが、
寒い時は、靴の中に唐辛子を入れて履くと、
唐辛子の成分によって足元が温かく感じるそうだ。
温感湿布はまさにこの原理を応用している。
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病気・症状毎の湿布の使い分け一覧
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病気
・症状 |
湿布の使い分け
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使用上の注意
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| 筋肉痛 | 冷湿布 | |
| ねんざ | 冷湿布 | 腫れがひくまで冷やす |
| 打撲・ 打ち身 |
最初の2〜3日間 ※腫れがひいて熱がさめたあとは、好みで使い分ければ良いという説もある。 |
熱を持っている初期は、 冷やすことは禁忌。 外傷がある場合は、 傷の処置をした後に、 周囲をの腫れた部分を冷やす |
| 腰痛 |
慢性の腰痛の場合は、温湿布 ぎっくり腰のような |
入浴やカイロで 患部を暖めるも有効 |
| 肩 こ り | 血行を良くする為に 温湿布 ※本人が気持ちが良ければ、冷湿布でも良いという説もある。 |
入浴やカイロで 患部を暖めるも有効 |
| 膝痛 関節痛 関節リウマチ 神経痛 |
温湿布 | 入浴やカイロで 患部を暖めるも有効。 冷やすことは禁忌。 |
| 腹痛 | 温湿布 | 虫垂炎(盲腸)の疑いがある場合は、 腹部を温めてはいけない。 |
| 骨折 | 患者の判断による使用は控える。 | 医師の診断を受け、 指示に従う。 |
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感覚的使い分け
この表を見ても、
温湿布と冷湿布のどちらを使ったら良いか判らない人は、
患部を暖めると気持ちが良い、痛みが無くなる場合は、温湿布
患部を冷やすと気持ちが良い、痛みが無くなる場合は、冷湿布
風呂に入ると患部の痛みが和らぐ場合は、温湿布
を使用すれば良いという話もよく耳にする。
感覚的な判断だが、ある程度当たっていると思われる。
ただ、万が一ということがあるので、心配な方は、
念のため、医師に相談するのがベストだろう。
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参考サイト:
温湿布と冷湿布はどちらをどういう時に使えば良いのか?
http://homepage2.nifty.com/osiete/seito256.htm
肩こり・筋肉痛の薬
http://okusurinabi.tripod.co.jp/katakori.htm
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流音弥
2002年4月8日







