宇宙の宅配ピザ屋さん
2001年5月24日の毎日新聞によると、
米国の宅配ピザ大手企業の「ピザハット」が
史上初めて、国際宇宙ステーション(ISS)に
ピザを「宅配」したそうだ。
そして、これが世界で初めて宇宙に配達され、
食べられたピザとなった。
ピザハット社は宇宙進出への大きな一歩を踏み出した
というのはちょっと大げさかもしれないが、
同社の宣伝にはそれなりの効果があったと言えるだろう。
宇宙ステーションに届けられたのは、
トマトソースとチーズ、サラミが乗ったピザで、
真空パックにしてロシアの宇宙船で宅配した。
大きさは、宇宙ステーションに備えられた小型レンジでも
温められる直径15センチの小さめサイズ。
同ステーションからは、一切れ分だけなくなったピザが、
宇宙飛行士の前で空中に浮いている映像が届いた。
宇宙船の中に漂うピザの動画映像が見られるサイト http://www.spaceref.co.jp/news/3Wed/iss2001_05_23.htm
ちなみに、ロシアのビジネス紙「Kommersant」によると
ピザハット社は「宇宙宅配第1号」の座を獲得するため、
ロシア宇宙計画当局に100万ドル(約1億2000万円)を
支払ったという。
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ピザハットとロシアのつながりは深い。
2000年7月12日に宇宙ステーションロシアモジュール、
居住棟「ズベズダ」(ロシア語で「星」の意味)が
カザフスタンのバイコヌール宇宙基地より打上げられたが、
それに使用されたプロトン-K型ロケットには、
ピザハットのロゴが横に描かれていたという。
このロケットの打ち上げの模様や写真は
テレビや新聞、雑誌等で紹介され、
世界で5億人近い人が見るだろうと、
その効果が期待されていた。
しかし、 実際には、ロケットは、
打ち上げ棟の足場でほとんど覆われていたため、
巨大な広告を目にすることはできなかったそうだ。
また、ロゴ入りの機体部分は
宇宙に到達する前に燃えてしまったので、
残念ながら、宇宙でピザハットのロゴ付き宇宙船が
配達したという訳ではなかった。。
ちなみに、このロケットへのロゴ入れに払った
広告費も100万ドルだったという。
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創業42年になるこのピザ・チェーンは、
その「古臭いい」イメージを一新する為に
5億ドルを費やして、レストランのデザインをよりなめらかにしたり、
天井を高くしたりしているという。
ロゴ入りロケットの打ち上げや、宇宙宅配ピザも
そのイメージアップ戦略の一環と言える。
そもそも、ロゴ入りロケットは、
新しく改訂されたピザハットのロゴを宣伝する目的もあった。
当初は、赤い屋根の下に会社の名前が付いた新ロゴを、
レーザー使って月面に照射することを検討していたそうだ。
しかし、天文学者や物理学者の研究の結果、
この画像は238,000マイル以上離れた地球人から見ると、
テキサス州と同じ位の面積が必要であることが分かり、
また、何億ドルもの費用がかかることから、
今回は見送られた。
将来、低コストで月面に画像を照射する技術が開発されれば、
月面が大きな宣伝媒体となるだろう。
1時間毎に、いやその料金に応じて、
30分、10分、5分、1分毎に
いろいろな宣伝画像が映し出されることだろう。
そんな時、お月見を伝統文化に持つ日本人はどう思うだろう。
今日の満月の「ウサギさん」の形は、
いやにはっきりしているな〜
と思ったら、実は「プレイボーイ」のロゴだったりして。。。
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流音弥
2001年9月2日







