アザラシのネーミング
昨年暮れから、
新潟県北蒲聖籠町次第浜の加治川河口付近に
1匹のゴマフアザラシが現れるようになり、
人気を集めているそうだ。
かわいらしい姿を一目見ようと、
連日多くの人が河口を訪れているという。
当初は、多摩川の「タマちゃん」にならって
「カジちゃん」の愛称で呼ばれていたが、
同町が1月6日、町名にちなんで
勝手に「せいちゃん」と命名し、
ファンの批判を浴びている。
「これを機会に、全国に聖籠町の名を広めたい」
というのだろうが、
それならば、愛称ができた後からではなく、
最初に命名するべきだろう。
それにしても、名前としては、
「カジちゃん」の方が「せいちゃん」よりも
良いのではないだろうか?
「せいちゃん」だと、人間っぽい名前なので、
アザラシの名前としては似つかわしくない。
多摩川に現れたアザラシだって、
「タマちゃん」というネーミングが良かったからこそ、
分かりやすかったからこそ、
あれだけ話題になったのだ。
それに、「せいちゃん」から「聖籠町」を想起するには、
字の綴りの難しさを考えると、非常に無理がある。
なにしろ、「聖籠」は「せいろ」と読むのだ。
私は、聖籠町のホームページを見るまでは
「せいりゅう町」だと思っていた。
(ちなみに「ろ」をパソコンで変換しようとしても、
「籠」は変換候補に出てこない。Microsoft IME2000 )
「多摩川のタマちゃん」
「加治川のカジちゃん」
(1) 川の名にちなんでいること、
(2) どちらも川の名前が2文字であり呼びやすいこと
(3) アザラシの名前と川の名前が完全に一致していることから、
アザラシの名前から川の名前が想起されやすいこと。
これらの理由から、
誰が見ても「カジちゃん」の方がふさわしいと感じるはずだ。
そもそも、川に現れたアザラシだからこそ、
珍しくて、面白くて、
これだけ話題になるのであって、
その川がある市町村の名前など、
アザラシファンにとってはどうでもいいことなのだ。
以上から、アザラシが現れた川の名前を
そのアザラシにつけるのが一番自然な流れだと言えよう。
もし、「セイちゃん」と名づけるのならば
セイウチにつけるべきだろう。
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流音弥
2003年1月9日







