天国と地獄★非情ドア
今朝、出勤途中で電車に乗りかけた時、
突然、電車のドアが閉まった。
私の体はちょうど左右から挟まれた状態になり、
思わず、体を前に倒して、ドアの内側にすべり込んだ。
私の後ろにはまだ、
10人以上電車を待っている人がいたのだが、
電車の内側と外側にドア1枚で隔てられた。
ドアの外をうかがうと、
彼ら彼女らはびっくりして呆然とした様子だった。
そう言えば、ドアが閉まりかけた時、
後ろの人が必死に左右にドアを開けようとしていたっけ。
その努力も空しく、非常にもドアはピシャリと閉まった。
運転手のボタン操作ミスで、
間違ってドアが閉まったのだろう。
そう思い、ドアが開く瞬間を期待して見ていたら、
なんと、電車は走り出してしまったのだ。
電車が走り出すとともに、
窓の外に見えていた乗りそこなった人々の顔が
次第に後ろに流れていく。
青ざめた顔、引きつった顔。
私は、あの顔が今でも目に焼き付いている。
それにしても、なんて非情な運転者なんだろう。
今までなら、全員が乗り終えるまで待ってくれるのが常だった。
乗客(これから乗客になるので、未乗客と呼ぶべきかも)が
乗りかけている最中なのに、強引にドアを閉めるなんて、
非常識で「非情式」な行為はもっての他のはずだ。
客に対する礼儀以前に、安全上の問題もある。
この電車の運転手が
たまたま機嫌が悪かったのか、
精神を病んでいるのか、
新人でそこまで神経が働かない大ボケ野郎だったのか、
時間が押していたので慌ててしまったのか
は知るすべも無い。
しかし、
もし、時間が押していたからというのなら、
一言、言いたい。
だったら、次の駅(終点)の目の前で、
時間調整なんかするなよな。
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流音弥
2002年9月10日







