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ぶっちゃけ

ぶっちゃけ、私は、この「ぶっちゃけ」という言葉が大嫌いだ。
ぶっちゃけ、この言葉には品性のかけらも感じられないからだ。
ぶっちゃけ。

「ぶっちゃけ」は、TBS系ドラマ「GOOD LUCK!!」で
主人公のパイロット役の木村拓哉が連発して、
一躍「知名度」が上がった言葉だ。

だが、私はこのドラマが始まる以前から、
「ぶっちゃけ」という言葉の存在を知っていたが、
知性・教養を感じさせる言葉だとはとうてい思えず、
自分で使うことは絶対に無かった。
そして、このドラマによってさらに嫌いになった。
私は木村拓哉という俳優が大嫌いだということが大きい。

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ぶっちゃけ

主に若者語で、ぶっちゃけた(隠し事をしないですっかり話す)さま。
「ぶっちゃける」「ぶっちゃけた話」などが短くなった語。副詞。
(三省堂「デイリー 新語辞典」 より)

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一般に「ぶっちゃけ」は、

「ぶっちゃけ、○○なんだよ、ぶっちゃけ。」

というように、話の最初と最後に付加して使われることが多い。

「ぶっちゃけ」の由来が、

→「ぶちあけた話」 (「はっきり言って」「実を言うと」「実は」の意)
→「ぶっちゃけた話」
→「ぶっちゃけ」

である為、
本来は話の最初に付加するのが正式な使い方ではあるが、

「○○だと思う、ぶっちゃけ。」

というように、強調する為の倒置的使い方も多い。

さらに、「ぶっちゃけ」という言い易さもあり、
話のリズム感と勢いを作る為に
話の最初と最後に付加するようになったと思われる。
俳句の5・7・5では無いが、
最初と最後に短い言葉を付加することにより、
日本人独特のリズム感が生まれるのである。

先日、会社からの帰りの電車での出来事だ。
大学生のグループが乗り込んで来た。
私はドアの近くのシートに座っていたので、
彼らの会話を否が応でも聞かざるを得なかった。

私が目的地の駅に着くまでの5分間。
この間に私は、「ぶっちゃけ」という単語を
彼らから少なくとも10回以上聞かなければならなかった。

「ぶっちゃけ、○○、ぶっちゃけ」
「ぶっちゃけ、××、ぶっちゃけ」

ああ、うるさい、うるさい。
ぶっちゃけ、ただでもくだらない会話を、
その耳障りな言葉で修飾するな。ぶっちゃけ。

ぶっちゃけ、
いくら、若者に人気のある「木村拓哉」が使っている
はやり(?)の言葉だからって、
キムタクと似ても似つかない君達が使っても
全然格好良くもないんだよ。ぶっちゃけ。

この「ぶっちゃけ」は、
当初、「木村拓哉」がアドリブで使っている言葉かと思われたが、
実は、台本の中に台詞としてしっかり書かれているそうだ。
要するに、「木村拓哉」がドラマの中で使うことにより、
流行語となることにより話題性を呼び、
それによって「ドラマ」の認知度を高め、
結果として視聴率を高めようという
制作者側の意図がそこにあったのだ。

かくして、「GOOD LUCK 」は大ヒットし、
2003年1月19日初回放送の視聴率は、
歴代ドラマ第5位となる31.6%をマークしたという。

確かに、「流行語」を生み出すことにより、
テレビ番組の「高視聴率」を実現すること自体は、
優れたマーケティング戦略であることは認めよう。

だが、それでも、「ぶっちゃけ」はどうしても好きになれない。
ぶっちゃけ。
早く廃れて欲しいものだ。ぶっちゃけ。

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GOOD LUCK!! 公式ページ
http://www.tbs.co.jp/goodluck/

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流音弥
2003年7月20日

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